#author("2022-07-30T03:45:24+09:00","","")
#author("2023-07-23T12:47:54+09:00","","")
*&ruby(たいせい){耐性}; [#m2beafc8]

[[除去]]のしにくさのこと。除去耐性とも。
ひとえに「耐性」といっても、その種類や耐性の適用範囲、耐えることに必要となる[[コスト]]が異なる。

「[[破壊されない]]」、「[[離れない]]」、「離れるかわりにとどまる」効果はもちろん、「[[攻撃されない]]」、「[[選ばれない>アンタッチャブル]]」こともある程度の除去から守る手段になる。

パワーが高いと[[火力]]や[[殴り返し]]でやられにくくなるため、パワーの高さも耐性の1つと見なされることもある。



**DMにおける耐性の種類 [#b8244c68]
|BGCOLOR(orange):~''耐性能力名''|BGCOLOR(orange):~''概要''|BGCOLOR(orange):~''備考''|
|[[攻撃されない]]|相手[[クリーチャー]]は、この耐性を持つ[[クリーチャー]]を攻撃対象にできない。|主に[[火]]に多く、次点で[[水]]に多い。|
|[[破壊される/バトルゾーンを離れるかわりに○○する、される>置換効果]]|破壊を別の[[ディスアドバンテージ]]に変換してバトルゾーンにとどまることができる。[[エスケープ]]など。[[セイバー]]はこれを擬似的に味方クリーチャーに与える|置換できない場合は不発。置換対象がそのまま回数制限になる|
|破壊される/バトルゾーンを離れるかわりに[[とどまる]]|回数制限なしにあらゆる除去に耐える。|[[《神羅スカル・ムーン》]]などの[[置換効果]]による[[除去]]や、[[封印]]には対応できない。|
|[[破壊されない]]/[[バトルゾーン]]を[[離れない]]|回数制限なしにあらゆる除去に耐える。置換による除去も通じない。|最高峰の耐性。ただし[[封印]]には無力な他、[[代替コスト]]を払えないデメリットもある。|
|[[封印]]されない(できない)|最高級の[[除去]]である[[封印]]を無効にする。|それ以外の除去には無力。[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]と[[《スペリオル・シルキード》]]のみ|
|[[アンタッチャブル]]|相手が除去などでクリーチャーを選ぶ際、その選択肢から外れることができる。|[[攻撃]]や[[ブロック]]はされ、[[全体除去]]には無力。|
|[[すべてのバトルに勝つ]]|[[バトル]]で[[パワー]]比べをせず、相手を[[破壊]]できる。|攻撃寄りの能力だが、攻撃の牽制など受動的に用いられるため、耐性に分類される。|
|[[ブロックされない]]|[[攻撃クリーチャー]]よりパワーの高いブロッカーにブロックされて返り討ちに合うことがない。|[[攻撃クリーチャー]]よりパワーの高いブロッカーに。[[水]]に多く、[[自然]]にも条件付きで存在。|
|(攻撃先を)[[変更できない]]|[[ガードマン]]や[[メタリカ]]の[[攻撃曲げ]]にも返り討ちに合うことがない。|[[攻撃]]の[[中止]]や[[攻撃]]している[[クリーチャー]]の[[除去]]は問題なくできる|
|[[バトル]]を行わない|[[バトル]]による[[破壊]]を免れる。|[[《不屈の使徒チーキ・クーレ》]]など|
|[[G・リンク]]状態|[[除去]]されても構成パーツの1枚だけが離れ、それ以外は残る。|どれを離すか選べる点も多少防御力に貢献する。|
|「[[破壊]]された時、○○をバトルゾーンに出す」|[[フィールドアドバンテージ]]の損失を0にする。|[[ドロン・ゴー]]や[[《阿修羅ムカデ》]]など。該当カードがないと不発|
|[[ジャストダイバー]]|出たターン限定で「[[攻撃されない]]」と[[アンタッチャブル]]を得る。|ほぼ確実に1ターン生き残れるが効果が切れると狙われてしまう|


**耐性の意義 [#f41ab46e]
耐性の利用方法は主に3つに分かれる
+除去耐性や[[アンタッチャブル]]を持つ[[クリーチャー]]で確実に[[とどめを刺す>ダイレクトアタック]]、比較的オーソドックスな方法。
+[[《精霊龍 ライトデュエル》]]と共に軽量[[光]][[ブロッカー]]を並べ、突破困難な[[チャンプブロック]]を形成するなど、「耐性」の名の通り防御に特化する方法。
+[[《メタルワルスラS》]]を[[《ワルスラ・プリンスS》]]の効果で破壊し《メタル》を[[手札]]に回収、さらに《プリンス》の[[能力]]も使う、といったように[[デメリット]]を削減して[[コンボ]]に利用する方法。

耐性は、ただ単に利用するだけでも強力な場面はあるが、[[コンボ]]や弱点の補強に使えれば非常に有意義である。

総じて、「耐性」とは、[[コンボ]]の核や、[[バトル]]の華となり、[[デュエル]]に欠かせない一大要素なのである。

**注意点 [#zd6a151f]
耐性を扱ううえで、その適用範囲を間違えてはいけない。例えば、「破壊されない」[[クリーチャー]]に、[[《ナチュラル・トラップ》]]を打ったら、当然[[マナ]]送りになる。が、[[破壊]]の定義が曖昧な状態でデュエルをしている場合、「マナ送りも破壊なのでは?」などと疑問やトラブルが生まれやすい。初心者は特に注意したい。

また、耐性それ単体では、バトルに勝てるようになったり([[すべてのバトルに勝つ]]を除く)、相手の攻撃そのものを防げたりするわけではない。ただ耐性を持っているだけでは、相手の[[ブロッカー]]に足止めされたり、逆にこちらが[[ブロッカー]]を持たないがゆえに素通りで[[シールド]]を破られてしまう。
耐性の強みを発揮するには、相性の良い戦略やカードを見定めることが重要である。
耐性持ち本人が、それと相性の良い能力を持ち合わせている場合は非常に使いやすい。

**その他 [#i357620b]
-「[[一時的にクリーチャー以外になりクリーチャー指定の除去を受け付けない>ドラグハート・フォートレス]]」「[[登場と同時に封印され、全て外れるまでそもそも参照できない>《禁断機関 VV-8》]]」「[[pigなどで除去した方が悪い状況になることを匂わせる>ブラフ]]」「[[損失ゼロでバトルゾーンに戻れる>無月の門・絶]]」などの性能も擬似的な耐性として挙げられることがある。
[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]の擬似アンタッチャブルなどは場合によっては[[アンタッチャブル]]よりも効果的になることも。

**参考 [#rc94bc1b]
-[[除去]]
-[[置換効果]]
-[[能力]]

&tag(用語集,能力,耐性);