#author("2023-12-19T21:40:23+09:00","","")
#author("2024-02-25T01:52:52+09:00","","")
*赤緑 [#j5c15534]

[[火]]と[[自然]]の組み合わせ。

または、その2色で組まれた[[デッキ]]の総称。

そのまま読めば「あかみどり」だが、自然以外の文明は色名が2文字のため、それに倣って「みどり」を「みど」として「あかみど」と読まれる場合がある。

長らく赤緑は[[速攻]][[デッキ]]として組まれてきたが、[[カードプール]]の増加によって[[【シロガシラ・ジュカイ】]]や[[【メビウスシヴァ】]]のような[[コントロール]]型の[[デッキ]]を組むことも可能となった。

オーソドックスながら幅広い[[デッキビルディング]]が可能な色構成である。逆にいえば、[[コンセプト]]を絞って自分の戦略に合った[[カード]]を慎重に選んでいくべきだろう。

[[友好色]]だが、この2色の[[多色]]であからさまに高性能なカードはあまり登場せず、[[速攻]]および[[中速ビートダウン]]なら[[【モルト NEXT】]]など[[赤単]]、準赤単に遅れを取っていた。
[[友好色]]だが、この2色の[[多色]]であからさまに高性能なカードはあまり登場せず、[[速攻]]および[[中速ビートダウン]]なら[[【モルトNEXT】]]など[[赤単]]、準赤単に遅れを取っていた。
//《ボルバルザーク》、《ボルバルザーク・エクス》は?
とはいえ[[【赤緑ダイリュウガン】]]、[[【赤緑ジョーカーズミッツァイル】]]や[[【赤緑キリフダッシュ】]]といったものは登場していた。
転機となったのは[[DMBD-16]]で登場した[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]であり、久しぶりに赤緑のカラーリングで環境入りの[[【赤緑ボルシャック】]]が生誕した。

-黎明期においてこのカラーリングの[[ビートダウン]]は冷遇されていたが、[[【ボルバルステロイド】]]の台頭で脚光を浴びた。[[《無双竜機ボルバルザーク》]]デッキの初出であり、[[マナブースト]]、[[ウィニー]]、[[火力]]、[[フィニッシャー]]というステロイド(=赤緑)の旨みを詰め込んだデッキである。
その後、[[速攻]]としては高めのパワーを持ち味にする[[【赤緑速攻】]]や[[【連ドラ】]]など、強力なデッキが充実していった。

-[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]の登場以降、5コストでそちらを呼び出せる[[クリーチャー]]を[[《フェアリー・ギフト》]]で3[[ターン]]目に[[召喚]]する[[ビートダウン]]、[[【赤緑ギフト】>【ギフトカモン】]]という[[デッキタイプ]]が台頭した。しかし、[[《次元流の豪力》]]・[[《カモン・ピッピー》]]・[[《フェアリー・ギフト》]]が[[殿堂入り]]され、事実上崩壊している。

-原作で「デュエルマスターに一番近い男」と言われた切札勝利やその息子で主人公である[[切札 勝舞]]が使用していることから人気があり、まずこの[[デッキ]]から作り始めるプレイヤーも多い。勝舞の弟で同じく主人公の[[切札 勝太]]も「ビクトリー」最初期や「VS」([[ドラゴン・サーガ]]後期及び[[革命ファイナル]]期)で、勝太の息子で新章以降の主人公である[[切札 ジョー]]も[[双極篇]]から[[王来篇]]にかけてこの色を使っているなど、何かと原作の主人公に縁の深いカラーである。

-2022年8月15日現在、赤緑2色の[[多色]]で[[殿堂入り]]以上なのは、[[《無双竜機ボルバルザーク》]]、[[《ボルバルザーク・エクス》]]、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]、[[《未来王龍 モモキングJO》]](([[《禁断英雄 モモキングダムX》]]と[[プレミアム殿堂コンビ]]))の4種。いずれも、純粋な赤緑ではないデッキカラーで環境で暴れまわった。[[【ボルバルステロイド】]]こそは赤緑2色デッキだが、後に[[【ボルバルブルー】]]や[[【ボルバルブラック】]]へと発展を遂げている。[[【ドギラゴン剣】]]でも赤緑2色は[[《風の1号 ハムカツマン剣》]]型[[【成長ドギラゴン剣】]]ぐらいで、それ以外は軒並み色を足すか、[[革命チェンジ]]前提で緑を引いている。
--[[殿堂解除]]は[[《紅蓮の怒 鬼流院 刃》]](([[《偽りの名 ゾルゲ》]]と[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]))がいる。

**[[【赤緑速攻】]] [#d9e46a41]
赤緑で組まれる[[速攻]][[デッキ]]については以下を参照。
-[[【赤緑速攻】]]

[[マナブースト]]から中型〜大型[[クリーチャー]]を繰り出し、相手を[[攻撃]]し続けて勝つ、という[[デュエル・マスターズ]]における最もオーソドックスなプレイングができる。

もしくは、[[速攻]]と[[中速]]の間を取るような構成にし、[[《フェアリー・ギフト》]]を絡めて早めに殴りきってしまう[[デッキタイプ]]もある。

どちらの文明も[[ビートダウン]]を得意とするため、この構成のデッキもビート色が強いものが多い。

[[《無頼勇騎タイガ》]]、[[《斬斬人形コダマンマ》]]、[[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]]など、多くの優秀な[[ウィニー]]が使える。また、[[コスト軽減]]の[[《フェアリー・ギフト》]]を使用することで、[[《次元流の豪力》]]、[[《カモン・ピッピー》]]、[[《妖精のイザナイ オーロラ》]]などの[[クリーチャー]]を一歩早めに[[召喚]]できる。[[プレイング]]は問われるものの、爆発力のある攻めが可能である。

[[手札補充]]を長らく苦手としてきたが、今ではあまり気にならない。[[《野生設計図》]]、[[《養卵類 エッグザウラー》]]、[[《口寄の化身》]]など[[手札補充]]の手段はそこそこ多いのでうまく活用したい。

[[カードプール]]が非常に豊富な現在では、[[【メビウスシヴァ】]]や[[【シロガシラ・ジュカイ】]]など[[コントロール]]色の強い[[デッキ]]も十分に組むことができる。場合によっては、[[水]]の[[ドローソース]]や[[闇]]の[[ハンデス]]など、他の[[色]]を足したほうが干渉できる領域は増えるため、色々と試してみるのがいいだろう。

一方、この2色だけでは[[ブロッカー]]はほぼ皆無(([[《樹脈の守護者エバード・ゼノム》]]と[[《超神星ビッグバン・アナスタシス》]]のみ))なので防御は苦手。[[《めった切り・スクラッパー》]]や[[《超次元ボルシャック・ホール》]]など優秀な[[除去]]が扱えるため、[[ビートダウン]]相手にはそれらで[[除去]]し続けることで対処したい。
[[革命編]]で登場した[[革命0トリガー]]などの獲得のおかげでブロッカーはないものの延命しやすくなっている。ただし、シールドがなくても粘り強く戦える点では、[[十王篇]]以降の[[黒赤]]に劣る。

**ステロイド / グルール [#b6dce891]
-[[Magic:The Gathering]]由来となる赤緑の別名に「ステロイド」がある。また、ラヴニカ次元の2色の組み合わせからなるギルドの一つ、「[[グルール一族>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%B8%80%E6%97%8F/The_Gruul_Clans]]」を語源とする「グルール・カラー」という俗称がある。

二色の組み合わせは俗称を使うより直接「赤緑」と言ったほうが手っ取り早いため、時代が進むと二色カードが俗称で呼ばれることは減少していった。
使用機会の多かったドロマー、アナ(カラー)はカジュアルな文章で使われることは少なくないのに対し、ステロイドは半ば死語となっており、今では普通に「赤緑」と呼ばれることが多い。

いずれにせよ、色の組み合わせは俗称を使うより、色名で言った方が親切だろう。

-「[[ステロイド>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89]]」というカードがMTGに存在する訳ではなく、この呼び名の詳しい由来は不明。
--黎明期に使われた「アーナム・ジン」というクリーチャーが「ステロイドを使った人のようにムキムキだった」からという説がMtGプレーヤー内では有力。

**参考 [#o4115266]
-[[用語集]]
-[[多色]]
-[[赤単]]
-[[緑単]]
-[[ハイブリッド種族]]
--[[ドリームメイト]]
--[[ビークル・ビー]]
-[[ハムカツ団]]
-[[チーム切札]]

-[[【赤緑速攻】]]

-[[友好色]]
--[[白青]]
--[[青黒]]
--[[黒赤]]
--''赤緑''
--[[白緑]]
-[[敵対色]]([[対抗色]])
--[[白黒]]
--[[青赤]]
--[[黒緑]]
--[[白赤]]
--[[青緑]]

&tag(用語集,火文明,自然文明,赤緑,2色,多色);