#author("2024-01-19T05:51:35+09:00","","")
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*&ruby(ガチャレンジ・シリーズ){超天篇}; [#v5fbfe54]

-''PREV'':[[双極篇]]

-''NEXT'':[[十王篇]]

デュエル・マスターズ18番目のシリーズ。

「超天篇」と書いて「''ガチャレンジ・シリーズ''」と読む。[[双極篇]]と同じく「''篇''」なので表記の際には注意したい。
[[ブロックマーク]]は「超」(=''超''天篇)。

[[超次元ゾーン]]の以来となる9年ぶりの新ゾーン[[超GRゾーン]]と、GRゾーン専用山札である[[超GR]]と[[GRクリーチャー]]、そしてGRクリーチャーに付けることが出来る新たなカードタイプ[[オレガ・オーラ]]が登場。

このセットに当てはまるエキスパンションは

-新たな[[カード]][[GRクリーチャー]]を呼び出すための[[超GR]]と[[オレガ・オーラ]]ガチ誕!
[[DMRP-09 「超天篇 第1弾 新世界ガチ誕! 超GRとオレガ・オーラ!!」>DMRP-09]]
-新能力[[無月の大罪]]と[[波乗りキャプテン>《C.A.P. アアルカイト》]]の登場!
[[DMRP-10 「超天篇 第2弾 青きC.A.P.と漆黒の大卍罪」>DMRP-10]]
-天国へ行く[[ドラゴンオーラ>ドラゴン・コード]]と[[水]][[ジョーカーズ]]がトルネードを起こす!
[[DMRP-11 「超天篇 第3弾 零誕! 魔神おこせジョルネード1059!!」>DMRP-11]]
-[[《The ジョギラゴン・アバレガン》]]と[[《零龍》]]の最終決戦、そして[[ギガ・オレガ・オーラ]]も新たに登場!
[[DMRP-12 「超天篇 第4弾 超超超天!覚醒ジョギラゴン vs 零龍卍誕」>DMRP-12]]
の4つ

新章以降のシリーズ同様単色メインではあるが[[多色]][[ツインパクト]]が続投し、多色カードの存在も目立つようになる。多色ツインパクト及びそれ以外のカードも、GR召喚など超GRに関する効果を持つ物が多く収録され、各種族デザインもGRに統一されるなどゲームデザインも超GR関係に一新されている。

また、[[《パラディソ・シエル》]]、[[《闇の破壊神ゼオス》]]、[[《Wave All ウェイボール》]]、[[《カエルB ジャック》]]、[[《葉鳴妖精ハキリ》]]など、軽コストに反して高いパワーを保持し、能力も強力なクリーチャーが目立ってきている。



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-[[昨年度>双極篇]]では[[自然文明]]がプッシュされていたように、背景ストーリーやその他メディアでも[[キャップ]]や[[ギャップ]]といった[[水文明]]の勢力を中心とした話や、[[ジョー編]]開始以来出てこなかった水文明をもつ[[マスターカード]]が超天篇で初登場するなど、水文明をプッシュする展開が続いた。

-また双極篇の後半伸び悩んだ反省か、前弾以上に商品数が増加し特にスタートデッキは上記のGRの仕様の為他TCGに比べても多めの数になっている。この為これまで春〜夏は1月商品を出さない月があったのが、超天篇で初めて3月〜翌年1月まで全ての月に商品をリリースしている。これにはGRゾーンをゲームプレイにおいて一通り集めやすくし、また低年齢層に普及しにくかった[[超次元ゾーン]]や[[ドラグハート]]の反省もあると思われ、スタートデッキのGRの優秀さもあってか新ギミック普及に貢献している。

-このシリーズは[[環境]]、価格、[[裁定]]の3つの方面で問題を抱えておりユーザーから多くの批判を呼ぶことになってしまった。

--まず環境について。[[超天篇環境]]は激しいカードパワーのインフレにより、多くの[[ループ]]や[[対話拒否]]が横行する不健全な状態が続いた。
超天篇序盤は[[【ジョラゴンループ】>【ジョット・ガン・ジョラゴン】#t36efd81]]、[[【ウォズレックループ】]]が環境で暴れるも、[[殿堂入り]]によって弱体化・消滅を余儀なくされた。
しかし、[[DMRP-11]]以降は[[GRクリーチャー]]に[[マナドライブ]]6[[サイクル]]を筆頭に強力な物が増えたことで、[[【ミッツァイル】]]系列、[[【ドッカンデイヤー】]]によって盛んに[[対話拒否]]が行われた。[[GR]]以外にも[[《魔導管理室 カリヤドネ》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]や[[《生命と大地と轟破の決断》]]、[[《カエルB ジャック》]]、[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]といった[[ループ]][[デッキ]]の隆盛ばかりを助長するカードが急増。
結果として多くの[[ループ]][[デッキ]]が環境で入り乱れ、[[ゲーム]]の不健全化を促進した。特に[[【ミッツァイル】]]はループ以外の問題点も多く、「[[ミッツァイル・マスターズ]]」・「[[GR・マスターズ]]」と揶揄される事態となった。超天篇の通常エキスパンションにおいて、全ての弾で1年と半月以内に[[殿堂入り]]または[[プレミアム殿堂]]となったカードがある事がそれを証明している。
---特に[[《ヨミジ 丁-二式》]]はジョークカードの[[《緊急プレミアム殿堂》]]や[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]を除けば歴代2位の速さでの[[規制]]である。
---特に[[《ヨミジ 丁-二式》]]はジョークカードの[[《緊急プレミアム殿堂》]]や[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]を除けば当時歴代最速の[[規制]]である。

--このシリーズから1パックの本体価格が150円から160円へと高騰した。とはいえ理由は原材料費の高騰であり、同年に遊戯王OCGなどの他TCGも値上げを行っているため、これ自体は仕方がない。加えてこのためか、前シリーズと比較して低レアリティのカードにも超GR関係の能力を持たせる等実用性を高めており、単純なハズレは減りパック全体の質は上がっている。高レアリティの[[GRクリーチャー]]はどの構築にも入ってしまうような汎用性は抑えられた性能の物が多く、封入率は低く絞られているがこれは要求枚数が少ない故の措置と考えられる。
ところが、これが却って[[《ドドド・ドーピードープ》]]、[[《グッドルッキン・ブラボー》]]などの高額カードを生み出してしまう。それ以外も全体的に[[スーパーレア]]・[[ベリーレア]]の[[GR]][[クリーチャー]]のレートは高くなってしまった。また、[[《知識と流転と時空の決断》]]をはじめとする[[パーフェクト呪文]]や[[《バングリッドX7》]]など、デッキに複数入れて真価を発揮するいわゆる「汎用カード」、デッキの[[フィニッシャー]]格に明らかにならないようなカードが高いレアリティに設定されている等、いわゆる[[資産ゲー]]化の傾向が[[双極篇]]より継続して見られることも批判を呼んだ。
---[[超GR]]系[[デッキ]]に関しては、脇を固める[[カード]]の関係で[[デッキ]]全体が高額になりやすく、[[ドラゴン・サーガ]]期の[[ドラグハート]]を連想するプレイヤーも少なくない。
---シングルカードを買取に出すプレイヤーの目線では、エキスパンション次第でボックスを買って黒字になるほどの大当たりシリーズだったともいわれる。

--裁定についても、[[アンタップキラー]]や[[追跡処理]]、[[アイコン能力]]をはじめ、[[ゲーム]]に大きな影響を与える裁定が二転三転するケースが目立つようになった。
また、[[《音響の精霊ルルフーラ》]]や[[《サイバー・K・ウォズレック》>《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]、[[《魔導管理室 カリヤドネ》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]のように[[テキスト]]が曖昧で、発売時点では細かい処理が定まっていなかったり、[[マスターJGR]]や[[《英知ザクス・コット》]]のように裁定次第でゲームの展開に大きく関わってくるようなものでも、暫定回答すら出ないまま発売後長らく放置されたり、正式回答だったものがいきなり暫定回答なしになってそれも長らく放置されたりする事態が多く見られた。裁定変更に際する公式Q&Aが多数更新されたりしたが、既存の裁定と矛盾したり、いきなりページが削除されるなどしたため、逆に困惑を招くことも多かった。
こういった事例は過去にもあったが、公式は[[チャンピオンシップ]]の支援や[[DMPランキング]]など競技性の向上を推す姿勢を示しており、それらは実際に年々高まりを見せている中でこうした対応を取っていることはちぐはぐ感が拭えない。
---このため、[[CS>チャンピオンシップ]]では重要性の高いものに関しては公式が募集時に独自に裁定を出すことで対策を取っていた。([[参考1>https://twitter.com/cardhero0415/status/1160017093326069761]],[[参考2>https://twitter.com/mkoshigaya/status/1156834687735648261]],[[参考3>https://twitter.com/DMshinsokuCS/status/1156883607291514880]])

-タカラトミーの決算発表において名指しで自社の業績悪化の要因としてこのシリーズの売上の落ち込みを指摘されている。また[[クリエイターズ・レター>https://dm.takaratomy.co.jp/cls/creatorsletter34/]]にて「GRによって『誰もが楽しめるゲーム』にならなかった」ことを大きく反省し、[[十王篇]]では『原点であるお互いのシールドをめぐる攻防』を目指す」と公式が反省を述べるまでの事態に至った。
---失敗の原因はいくつも考えられるが、売れ行きが落ち込んだ最大の理由は[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]などの実用性、市場価値の高い人気カードがチャンピオンシップ上位入賞景品として設定された事で競技化が加速し、資産の少ない新規層の参入を拒む構図になっていたことであろう。
実際上位入賞景品はデッキ一つが作れるほどの査定相場となり、実力者層は新しいデッキを買っては上位入賞することを繰り返した。その過程で性能を注目されたカードが頻繁に暴騰していった事が、カジュアル層のデュエマ離れを助長した事は容易に想像できる。
特に[[GRクリーチャー]]は[[箱買い]]に迫るほどと言われる1枚1枚の[[シングルカード]]の価格もさることながら、[[超GR]]には過不足なく12枚必要ということもあり、1から環境上位の[[コピーデッキ]]を組む場合の必要経費が極めて高くなってしまう。
--また、横並びを推奨する[[GR]]は格好いい大型クリーチャーを召喚するようなキャッチーさに欠け、子供向け商材としての魅力が不足していた感は否めない。この反省か、[[DMRP-13]]では[[T・ブレイカーの2連撃で勝負を決める>《勝熱英雄 モモキング》]]、[[盤面をリセットして一発逆転>《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》]]、[[全手札を消し飛ばし、攻撃制限と高パワーで制圧>《大樹王 ギガンディダノス》]]など単純明快な「切札」に相応しいカードが最高レアリティとなった。この他に、[[化石を纏っただけの『模倣』>ドラゴンギルド]]ではなく正真正銘『本物』の[[ドラゴン]]が続く[[十王篇]]で復活したのも子供人気を狙ったテコ入れである事は想像に難くない。
--アニメや漫画も超天以前も含めた売り上げ下落故のテコ入れとして、作者の[[松本しげのぶ]]氏も当初の予定だった光文明編などの当初の予定などを変更せざるを得なくなった事を明かしている。十王篇以降の背景ストーリーがパラレル世界扱いや辻褄が合わない部分が出てきたのはこのためである。

-前述のクリエイターズ・レターでは、[[デュエマゴールデンリスト]]のデメリットが大きな制約になっていたため以降は新規追加を行わないことも発表された。
--当時高騰していた[[《ドドド・ドーピードープ》]]を含む9種がゴールデンリストの誤掲載を理由にリストから削除され再録されたこと、明らかなチェックミスによって[[《堕魔 ヴォーミラ》]]が再録されてしまったことにより、このリストそのものの信頼が地に落ちたことも廃止の理由だろう。


**超天篇に関連する能力を持ったカード [#rc21687e]
-[[《爆アド上ブレヤッホー!》]]

**このシリーズに発売された商品 [#z8af1704]
※= [[ブロックマーク]]なし

-[[DMSD-08 「超GRスタートデッキ ジョーのガチャメカ・ワンダフォー」>DMSD-08]]
-[[DMSD-09 「超GRスタートデッキ キャップのオレガ・オーラ・デリート」>DMSD-09]]
-[[DMRP-09 「超天篇 第1弾 新世界ガチ誕! 超GRとオレガ・オーラ!!」>DMRP-09]]
-[[DMEX-05 「100%新世界! 超GRパック100」>DMEX-05]]
-[[DMSD-10 「超GRスタートデッキ キラのギラミリオン・ギラクシー」>DMSD-10]]
-[[DMSD-11 「超GRスタートデッキ キャップのWAVEガチャ・パラダイス」>DMSD-11]]
-[[DMSD-12 「超GRスタートデッキ ゼーロのオレガ無月の大罪」>DMSD-12]]
-[[DMRP-10 「超天篇 第2弾 青きC.A.P.と漆黒の大卍罪」>DMRP-10]]
-[[DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」>DMEX-06]]|発売|| ※
-[[DMBD-09 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 必勝!! 闘将ブレードオーガ」>DMBD-09]] ※
-[[DMBD-10 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 SSS!! 侵略デッドディザスター」>DMBD-10]] ※
-[[DMSD-13 「超GRメガスタートデッキ ジョーの超ジョーカーズ旋風」>DMSD-13]]
-[[DMRP-11 「超天篇 第3弾 零誕! 魔神おこせジョルネード1059!!」>DMRP-11]]
-[[DMEX-07 「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」>DMEX-07]]
-[[DMBD-11 「ガチヤバ4! 無限改造デッキセットDX!! ジョーのビッグバンGR」>DMBD-11]]
-[[DMBD-12 「ガチヤバ4! 無限改造デッキセットDX!! ゼーロのドラゴンオーラ」>DMBD-12]]
-[[DMRP-12 「超天篇 第4弾 超超超天!覚醒ジョギラゴン vs 零龍卍誕」>DMRP-12]]
-[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]] ※

**参考 [#o44c9f0a]
#include(シリーズリスト,notitle)
-[[超天篇環境]]
-[[超天篇背景ストーリー]]

-[[ジョー編]]

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