#author("2024-04-06T22:20:43+09:00","","")
#author("2024-04-07T09:18:44+09:00","","")
*DMC-45 「&ruby(バトル・オブ・ヤマトダマシイ){BATTLE of YAMATO魂};」 [#qce2dbcf]

2008年11月23日発売。価格は2200円(税抜)。現在は[[絶版]]。
[[スーパーデッキ・クロス]]シリーズの[[構築済みデッキ]]の一つ。
原作の主人公・[[切札 勝舞]]と、その父親・[[切札 勝利]]がそれぞれ使用する[[カード]]や戦略が組み合わさっている。

[[サムライ]]と[[ドラゴン]]を駆使して戦う[[ビートダウン]][[デッキ]]。[[火]]+[[自然]]のデッキ故に安定性と防御力に欠けるが、[[《緑神龍バルガザルムス》]]と[[G・ゼロ]]による爆発的な展開力は[[スーパーデッキ]]随一。ここに[[《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》]]を投入すれば[[【剣誠型サムライ】]]の基礎が出来る。

新規収録カードはこの[[デッキ]]のメインであり切り札である[[《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》]]のほか、[[《武装剣心シシオウ》]]、[[《武装竜鬼ジオゴクトラ》]]、[[《武装竜鬼ボルグゲンパク》]]、[[《雷刃 ブシドー・スピリット》]]、[[《風刃 カミカゼ・スピリット》]]、[[《龍刃 ヤマト・スピリット》]]の計7種類。

-スーパーデッキ・クロスシリーズでは唯一、[[戦国編]]のカード([[《風来の股旅ビワノシン》]])が収録されている。

-このデッキの[[カードイラスト]]は、[[Daisuke Izuka]]氏が担当。

-[[サムライ]]の[[種族]]を持たない[[クリーチャー]]も、[[カードイラスト]]では刀や鎧、胴などを装備しており、若干サムライっぽくなっている。また、[[《地獄スクラッパー》]]、[[《ナチュラル・トラップ》]]で倒されているのは、[[DMC-46 「Arcadias騎士団(アルカディアス・ナイツ)」>DMC-46]]に収録されている[[クリーチャー]]である。

-このデッキの[[クリーチャー]]のほとんどは、装具のいずれかに「誠」の文字が記されている。[[《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》]]の「誠」の字を記したようだ。この[[クリーチャー]]がこのデッキの大将ということを表したのだろう。

-構築済みデッキで[[《ナチュラル・トラップ》]]が4枚収録されたのはこれが初。

-これに収録されている[[《地獄スクラッパー》]]のイラストでは火力範囲外であるはずの[[《天雷の聖霊ユリウス》]]が破壊されている。しかしイラストをよく見ると、[[《地獄万力》]]の看板がかけられているため、もしかしたら開発当初は[[《地獄万力》]]を収録する予定だったのかもしれない。

**収録カード [#nf0f3f54]
|■収録カード|枚数|h
|~■火文明|~(15)|
|[[《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》]]|1|
|[[《インフィニティ・刃隠・ドラゴン》]]|1|
|[[《翔竜提督ザークピッチ》]]|1|
|[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]|2|
|[[《バルケリオス・ドラゴン》]]|2|
|[[《風刃 カミカゼ・スピリット》]]|3|
|[[《雷刃 ブシドー・スピリット》]]|3|
|[[《地獄スクラッパー》]]|2|
|~■自然文明|~(14)|
|[[《緑神龍バルガザルムス》]]|3|
|[[《風来の股旅ビワノシン》]]|3|
|[[《青銅の鎧》]]|4|
|[[《ナチュラル・トラップ》]]|4|
|~■火/自然文明|~(11)|
|[[《武装竜鬼ボルグゲンパク》]]|2|
|[[《無双竜機ドルザーク》]]|1|
|[[《武装竜鬼ジオゴクトラ》]]|3|
|[[《武装剣心シシオウ》]]|4|
|[[《龍刃 ヤマト・スピリット》]]|1|

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-戦略は以下。
+序盤は[[《青銅の鎧》]]でマナ加速を行い、[[《風来の股旅ビワノシン》]]で切り札を集めつつ、攻撃を仕掛けていく。
+中盤、[[《武装竜鬼ジオゴクトラ》]]で味方を[[ドラゴン]]/[[サムライ]]化しながら強化しつつ、[[《緑神龍バルガザルムス》]]でさらなるマナ加速と手札補充を行う。防御は[[S・トリガー]]と[[《雷刃 ブシドー・スピリット》]]等の除去に任せる。
+終盤は[[《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》]]を始めとするドラゴン軍団で一斉攻撃を仕掛ける。[[《武装竜鬼ボルグゲンパク》]]があればマナゾーンから切り札を回収できる。

[[マナブースト]]から[[マナ回収]]を行い[[切り札]]を叩きつける動きは[[DMC-39 「ビクトリー・ソウル」>DMC-39]]を意識したものだろう。[[《無頼勇騎ゴンタ》]]に対する[[《武装剣心シシオウ》]]や、[[《誕生の祈》]]に対する[[《風来の股旅ビワノシン》]]など、他にも様々なカードの面影が見て取れる。

ただし素の状態だと、序盤の[[コントロール]]が得意で早期決着が狙える[[ウィニー]]や[[クロスギア]]と、[[シナジー]]が強力で爆発力のある後半向けの[[ドラゴン]]が混在しており、両者運用が別々でデッキを上手く回せない。コンセプトを定め、何かしら手を加えたい。
改造案も様々だが、いずれにせよ[[《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》]]の増量と[[《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》]]の投入を検討したい。[[《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》]]を含めた[[サムライ]]が[[《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》]]で[[スピードアタッカー]]化すれば、奇襲性や攻撃性能は跳ね上がる。

[[《武装竜鬼ジオゴクトラ》]]を軸にするなら[[ウィニー]]は4[[コスト]]まで引き上げたい。2[[コスト]][[マナブースト]]から[[《青銅の鎖鎌》]]や[[《ルピア・ラピア》]]、あるいは[[《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》]]につなぐのが良い。
殴り手や[[フィニッシャー]]格は[[《武装竜鬼ボルグゲンパク》]]で回収できる[[サムライ]]のものを採用したい。[[《バルケリオス・武者・ドラゴン》]]を一気に[[マナ回収]]すれば[[【武者ワンショット】]]を狙うことも可能。
シナジーを強固なものにしたいなら3[[コスト]]以下の[[ウィニー]]はばっさり切り捨ててしまっても良い。[[《風刃 カミカゼ・スピリット》]][[《雷刃 ブシドー・スピリット》]]らも抜く候補になる。[[《インフィニティ・刃隠・ドラゴン》]]を採用する場合、[[クロスギア]]は能力で出せないため猶更である。


[[《風刃 カミカゼ・スピリット》]][[《雷刃 ブシドー・スピリット》]]を軸にするなら、[[サムライ]][[ウィニー]]や[[サムライ]][[クロスギア]]で[[《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》]]の[[G・ゼロ]]を満たしに行くと良い。[[手札]]消費が激しくなるため、[[水]]を入れて[[ドロー]]能力を高めたい。詳しくは[[【剣誠型サムライ】]]を参照。
[[《鬼装 オーガ・フィスト》]]などの[[パンプアップ]]を投入すれば、[[《雷刃 ブシドー・スピリット》]]の威力も高まる。
この場合は、[[サムライ]]ではない[[ドラゴン]]はばっさり切り捨ててよい。対象外の[[ウィニー]]が増え[[ドラゴン]][[シナジー]]が不要になるため、自然と[[《武装竜鬼ジオゴクトラ》]]も抜けてくることが多い。

[[《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》]]をはじめとして、[[《武装竜鬼ジオゴクトラ》]]、[[《武装竜鬼ボルグゲンパク》]]、[[《雷刃 ブシドー・スピリット》]]、[[《風刃 カミカゼ・スピリット》]]いずれも[[サムライ]][[デッキ]]の新たなコンセプトに足りえるため、うまく活用していきたい。


-[[DMC-46 「Arcadias騎士団(アルカディアス・ナイツ)」>DMC-46]]に比べて[[メタゲーム]]上での活躍はそれほど出来なかった。戦術が似ていた[[DMC-39 「ビクトリー・ソウル」>DMC-39]]と比べても[[カードパワー]]には大きな開きがあり、''最弱のスーパーデッキ''と評されることも。&br;主な理由は以下の通り。
+クロスギアを多用することが多いのに、[[侍流ジェネレート]]を有するカードが少なく、[[ステロイド>赤緑#b6dce891]]カラーのデッキの割にテンポが遅くなりがちだった。[[バニラ]]同然の[[《武装剣心シシオウ》]]はともかく、[[《風来の股旅ビワノシン》]]による初動が4ターン目以降になるのは遅すぎる。
+[[サムライ]][[デッキ]]にもかかわらずサムライを持たない[[カード]]も多く、サムライのみをサポートするカード、[[ドラゴン]]のみをサポートするカードがまぜこぜになっており統一感がない。
+《武装剣心シシオウ》のように直接的なアドバンテージを取れないものや、出した所ですぐに効果を発揮できない[[クロスギア]]、発動が遅い[[アタックトリガー]]のクリーチャーが殆どだったのも大きく、その上で[[ビッグマナ]]級のマナを要求するのでは無理があった。
+手札補充が微妙に足りない。《風来の股旅ビワノシン》や[[《緑神龍バルガザルムス》]]の様に手札補充してくれるカードはあるものの、一ターンに1枚が限度。この為[[《バルケリオス・ドラゴン》]]や[[《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》]]の様に手札に揃えたいカードを集めるのは難しかった。逆に[[《武装竜鬼ジオゴクトラ》]]は手札をどんどん消費していくのだが。
+シナジーの低いカードの中でも代表的なのが[[《青銅の鎧》]]である。[[サムライ]]を持たず、パワーも低いのでこのデッキに収録されている[[クロスギア]]で強化も出来ず、コストが低いので《武装竜鬼ジオゴクトラ》で[[種族]]の追加も出来ず、[[《インフィニティ・刃隠・ドラゴン》]]の邪魔になり……。と噛み合わない点を挙げればキリがない。
+[[《雷刃 ブシドー・スピリット》]]や《緑神龍バルガザルムス》のように[[ビートダウン]]向けのカードも多いが、本デッキでのクリーチャーのパワーが全体的に低めな為、大きい[[ブロッカー]]が1体いるとすぐ止まってしまう。パワー6000以下のクリーチャーを除去する手段は豊富にあるが、それ以上のクリーチャーを除去する手段が[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]存在時の《剣誠・ドラゴン》か[[《ナチュラル・トラップ》]]程度しか無かったからである。対する[[DMC-46]]に収録されているクリーチャーは全体的にパワーが高めだったので猶更際立った。
+キーカードになる《剣誠・ドラゴン》や[[《インフィニティ・刃隠・ドラゴン》]]が1枚しか入っていない仕様にも目に付く。後の[[DMC-59 「武者見参(サムライ・アンビシャス)」>DMC-59]]と比べると違いが分かる。
+''[[《母なる大地》]]、もしくは[[《母なる紋章》]]が収録されてない''ので《剣誠・ドラゴン》など[[切り札]]が手札に温存しがちになる。[[ハンデス]]は勿論、[[マナ落ち>落ちる]]した後の行動が辛い。&br;[[DMC-39 「ビクトリー・ソウル」>DMC-39]]の目玉であるマナ戦術が再現されてなく、ある意味最大の欠点と言える。代わりに[[《ナチュラル・トラップ》]]は[[4枚積み]]されていたが。

//--かつて[[DMC-25 「勝舞紅蓮鋼速(しょうぶフルメタル・ファイアー)デッキ」>DMC-25]]が[[DMC-26 「白凰聖霊帝国(はくおうエンジェルキングダム)デッキ」>DMC-26]]に対して手も足も出ない事を笑われていたが、これはその再来であろう。

-現在は[[《爆竜 GENJI・XX》]]や[[《紫電ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]、[[《ボルベルグ・勝利・ドラゴン》]]といった強力な[[サムライ]]がいるので、それらを取り入れるのもよい。
-発売当時は、[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]がサムライで無いことが戦略上のネックになる場合もあった。しかし後に[[《ボルシャック・大和・ドラゴン/大和ザンゲキ剣》]]として[[ツインパクト化]]した際にクリーチャー面にサムライ種族が追加されたため、[[エラッタ]]によりツインパクトでない《大和・ドラゴン》にもサムライ種族が追加されることとなった。
-発売当時は、[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]がサムライで無いことが戦略上のネックになる場合もあった。しかし後に[[《ボルシャック・大和・ドラゴン/大和ザンゲキ剣》]]として[[ツインパクト化]]した際にクリーチャー面にサムライ種族が追加されたため、[[エラッタ]]によりツインパクトでない《大和・ドラゴン》にもサムライ種族が追加されることとなった。

**参考 [#y98dc907]
-[[スーパーデッキ・クロス]]
-[[DMC-46 「Arcadias騎士団(アルカディアス・ナイツ)」>DMC-46]]
-[[エキスパンション]]
-[[構築済みデッキ]]

-[[DMC-39 「ビクトリー・ソウル」>DMC-39]]

&tag(構築済みデッキ,スーパーデッキ・クロス);