#author("2022-06-30T08:15:34+09:00","","")
#author("2022-07-04T15:15:21+09:00","","")
*DMC-58 「マッド・ロック・チェスター」 [#j9419dec]

2010年1月30日発売。価格は2200円(税抜)。現在は[[絶版]]。
[[スーパーデッキ・サーガ]]シリーズの一つ。[[ザキラ]]が使う[[デッキ]]という設定。
[[ロマノフ]]を中心とした[[闇]]・[[火]]デッキ。

新規収録カードは[[《邪神C・ロマノフ》]]、[[《プライマル・スクリーム》]]、[[《邪神M・ロマノフ》]]、[[《邪神R・ロマノフ》]]、[[《邪眼獣ヤミノディヴィジョン》]]、[[《爆進デス&リバース》]]の6種類。
全体的に新規収録が多いことと主役カードの[[マッド・ロック・チェスター]]の形態を鑑みると、[[DMC-40 「ヘヴィ・デス・メタル」>DMC-40]]の構成を受け継いだデッキになっていると言えるだろう。

他の[[スーパーデッキ・サーガ]]と同じく、一枚絵からイラストを切り取る形をとっているが、今回は[[イラストレーター]]が統一されておらず、また一枚絵となっているのは[[クリーチャー]]だけである。
その為か、[[フルフレームフォイル]]となっているのも[[クリーチャー]]のみである。
[[呪文]]は[[スーパーデッキ・ゼロ]]と同じ、銀枠の通常仕様となっている。[[再録]]されたものは、既存のイラストを使用している。

-後に[[《邪神M・ロマノフ》]]が[[プレミアム殿堂]]となり、[[マッド・ロック・チェスター]]を[[トライ・G・リンク]]状態で使うことができなくなってしまった。
--11年後に[[《極限邪神M・ロマノフ》]]が登場したことで、[[マッド・ロック・チェスター]]を[[トライ・G・リンク]]状態で使うこと自体は可能となった。
--そして2022年7月1日に[[《邪神M・ロマノフ》]]が[[殿堂解除]]。
--そして2022年7月1日に[[《邪神M・ロマノフ》]]が殿堂入りへ[[殿堂解除]]されたためオリジナルのリンクが可能になった。


-余談ではあるが[[ダークロード]]と言えば[[ガーゴイル]]。本来ならば[[《ブラッディ・シンバル》]]が収録される方が納得いくのに、なぜ[[《ブラッディ・イヤリング》]]だったのだろうか。

-全カード[[ロマノフフォイル]]仕様である。
//-今までのスーパーデッキとは違い[[イラストレーター]]が統一されておらず、
//下の方により詳しい説明を書いたため、失礼ながらコメントとさせていただきました。
//-元々[[フレーバーテキスト]]の書かれていたカードはフレーバーテキストが無くなっている。
//クロス以降のスーパーデッキシリーズ全てに該当するので、コメントとさせていただきました。

-ちなみに元ネタの「マッドチェスター」とは英国マンチェスターを中心に起こったドラッグロックムーブメントのこと。[[DMC-40 「ヘヴィ・デス・メタル」>DMC-40]]に比べればマイナーではあるが、今回もロック関係からネタを引っ張ってきたようだ。《''プライマル・スクリーム''》、《邪眼獣ヤミノ''ディヴィジョン''》など、関連したカード名もいくつか見られる。

-意識してなのか偶然なのか、各[[文明]]の[[カード]]の枚数が[[DMC-40 「ヘヴィ・デス・メタル」>DMC-40]]と同じになっている。

-火入りの構築済みデッキには珍しく[[《地獄スクラッパー》]]が入っていない。恐らくは目玉であるマッド・ロック・チェスターの能力で唱えることができないからだろうが、[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]の能力で唱えることは出来る。
//《スーパー炎獄スクラッパー》が登場したのはエピソード1です。DASHゴールデンリストが制定されたのもエピソード1です。誠に勝手ながら削除させていただきました。

-パッケージには[[《邪神M・ロマノフ》]]について「Mデッキ進化成功率99%」と書いてあるが、詳しく計算すると実際の確率は91%。改造すれば確率は上下するが、表記通りに99%以上にしたければ[[呪文]]([[クリーチャー]]ではないカード)は9枚しか入れられない。
//(18×17×16)/(39×38×37)=0.089287…(呪文は39枚中18枚)
//1−0.089287…=0.910712…(=91%)
//(9×8×7)/(39×38×37)=0.009191…
//1−0.009191=0.990808…(=99%)
--[[ツインパクト]]の登場以降はMデッキ進化を本当に99%、やろうと思えば100%成功させる事も現実的なレベルで可能となったが、そもそも当人は[[プレミアム殿堂]]となっている為、全く活用する事はできない。
---その後、[[《邪神M・ロマノフ》]]が[[殿堂入り]]となって1枚使えるように。
--[[ツインパクト]]の登場以降はMデッキ進化を本当に99%、やろうと思えば100%成功させる事も現実的なレベルで可能となったが、10年以上[[プレミアム殿堂]]であった為、全く活用する事はできなかった。2022年7月以降は[[殿堂入り]]になり1枚のみではあるがこれが実現できるようになった。

**収録カード [#b058cd9f]
|■収録カード|枚数|h
|~■闇文明|~(21)|
|[[《邪神C・ロマノフ》]]|3|
|[[《ブラッディ・イヤリング》]]|4|
|[[《邪眼皇ロマノフI世》]]|2|
|[[《魔光帝フェルナンドVII世》]]|1|
|[[《プライマル・スクリーム》]]|4|
|[[《怨念集結》]]|2|
|[[《魔弾ロマノフ・ストライク》]]|1|
|[[《デーモン・ハンド》]]|4|
|~■火文明|~(10)|
|[[《邪神M・ロマノフ》]]|3|
|[[《爆獣イナバ・ギーゼ》]]|3|
|[[《クリムゾン・チャージャー》]]|4|
|~■闇/火文明|~(9)|
|[[《邪神R・ロマノフ》]]|1|
|[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]|1|
|[[《邪眼獣ヤミノディヴィジョン》]]|4|
|[[《爆進デス&リバース》]]|2|
|[[《憎悪と怒りの獄門》]]|1|

----

全体的に、[[DMC-56 「ザ・サムライ・レジェンド」>DMC-56]]・[[DMC-57 「ザ・ゴッド・キングダム」>DMC-57]]に比べて[[カード]]間の[[シナジー]]が強い。[[コンセプト]][[デッキ]]としての完成度はかなりのものである。

戦い方としては、[[《クリムゾン・チャージャー》]]や[[《プライマル・スクリーム》]]で[[マナ]]や[[墓地]]のプールを肥やしつつ、それらから[[《邪神M・ロマノフ》]]や[[《邪神C・ロマノフ》]]で[[呪文]]を唱えるのが基本的な動きとなる。
[[《邪神M・ロマノフ》]][[《邪神C・ロマノフ》]]らのポテンシャルが高く、[[《デーモン・ハンド》]]での[[除去]]は勿論、[[《爆進デス&リバース》]]で盤面差を広げたり、[[《憎悪と怒りの獄門》]]で逆転を狙ったりなど、適宜唱える[[呪文]]を使い分けることでゲームを優位に運ぶことが出来る。

[[《邪神M・ロマノフ》]]や[[《邪神C・ロマノフ》]]の[[メテオバーン]]を使ったら、片割れや[[《邪神R・ロマノフ》]]と[[G・リンク]]することで打点を補強しつつ[[メテオバーン]]の種を補充する。
[[《邪神R・ロマノフ》]]は素では[[能力]]を持たず、また[[超無限墓地進化]]であるため、ほぼ[[メテオバーン]]補充のためだけの存在である。

後半になったら、肥えた[[墓地]]を生かして[[《邪眼皇ロマノフI世》]]や[[《魔光帝フェルナンドVII世》]]や[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]でフィニッシュを狙いたい。

改造案としては、[[マナ]]プールをよくするために[[自然]]を投入することか。[[《青銅の鎧》]]や[[《ダンディ・ナスオ》]]、[[《天真妖精オチャッピィ》]]など優秀なものが揃っている。
中でも[[《邪神M・ロマノフ》]]や[[《邪神C・ロマノフ》]]に特化した構成は強力であり、[[《大地と永遠の神門》]]を唱えることで次々と[[《邪神M・ロマノフ》]]・[[《邪神C・ロマノフ》]]を投げつけることが出来る([[【連神】]])。その過程で[[ヘヴィ・デス・メタル]]を絡めるのも面白いだろう。

そもそも[[《邪神M・ロマノフ》]]が単体で[[コンセプト]]として成立する純然たる[[パワーカード]]であるため、[[《邪神M・ロマノフ》]]のためだけに特化した方が強くなりがちなのはジレンマか。詳しくは[[【マッドロマノフワンショット】]]、[[【Mロマノフビート】]][[【超次元ビートダウン】]]、[[【マッドジョンタッチャブル】]]らを参照すると良い。

このデッキを使う上で注意が必要なのは[[ライブラリアウト]]。[[Mデッキ進化]]で強制的に3枚の山札を削る[[《邪神M・ロマノフ》]]や、[[墓地肥やし]]の代表である[[《プライマル・スクリーム》]]の使いすぎには注意。
これらを使った状態で運悪く[[《猛菌魚雷ヤサカノフカ》]]の[[ブレイク・ボーナス]]が誘発しようものなら、あっという間に敗北寸前に追い込まれる。
//[[《ヴォルグ・サンダー》]]も危険。
//そのヴォルグ自体も[[プレミアム殿堂]]となりました。

-[[マッド・ロック・チェスター]]に目が行きがちだが、MRC以外にも[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]、[[《魔光帝フェルナンドVII世》]]など、デッキの[[コンセプト]]となりうるカードが収録されている。そちらを主体としたデッキのベースとして使ってみるのも面白い。

-現在は[[ナイト]]としても扱える[[ファンキー・ナイトメア]]及び[[ダーク・ナイトメア]]の存在があり[[《邪眼獣ヤミノディヴィジョン》]]の効果を使いやすくするため[[《ブラッディ・イヤリング》]]を[[《ブラッディ・メアリー》]]に入れ替えた方がいいだろう。

**参考 [#b5bb64ab]
-[[エキスパンション]]
-[[構築済みデッキ]]
-[[スーパーデッキ・サーガ]]
-[[DMC-56 「ザ・サムライ・レジェンド」>DMC-56]]
-[[DMC-57 「ザ・ゴッド・キングダム」>DMC-57]]

&tag(構築済みデッキ);