DMC-45 「BATTLE of YAMATO魂(バトル・オブ・ヤマトダマシイ) [編集]

2008年11月23日発売。価格は2200円(税抜)。現在は絶版
スーパーデッキ・クロスシリーズの構築済みデッキの一つ。
原作の主人公・切札 勝舞と、その父親・切札 勝利がそれぞれ使用するカードや戦略が組み合わさっている。

サムライドラゴンを駆使して戦うビートダウンデッキ自然のデッキ故に安定性と防御力に欠けるが、《緑神龍バルガザルムス》G・ゼロによる爆発的な展開力はスーパーデッキ随一。ここに《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》を投入すれば【剣誠型サムライ】の基礎が出来る。

新規収録カードはこのデッキのメインであり切り札である《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》のほか、《武装剣心シシオウ》《武装竜鬼ジオゴクトラ》《武装竜鬼ボルグゲンパク》《雷刃 ブシドー・スピリット》《風刃 カミカゼ・スピリット》《龍刃 ヤマト・スピリット》の計7種類。

収録カード [編集]


  • 戦略は以下。
  1. 序盤は《青銅の鎧》でマナ加速を行い、《風来の股旅ビワノシン》で切り札を集めつつ、攻撃を仕掛けていく。
  2. 中盤、《武装竜鬼ジオゴクトラ》で味方をドラゴン/サムライ化しながら強化しつつ、《緑神龍バルガザルムス》でさらなるマナ加速と手札補充を行う。防御はS・トリガー《雷刃 ブシドー・スピリット》等の除去に任せる。
  3. 終盤は《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》を始めとするドラゴン軍団で一斉攻撃を仕掛ける。《武装竜鬼ボルグゲンパク》があればマナゾーンから切り札を回収できる。

マナブーストからマナ回収を行い切り札を叩きつける動きはDMC-39 「ビクトリー・ソウル」を意識したものだろう。《無頼勇騎ゴンタ》に対する《武装剣心シシオウ》や、《誕生の祈》に対する《風来の股旅ビワノシン》など、他にも様々なカードの面影が見て取れる。

ただし素の状態だと、序盤のコントロールが得意で早期決着が狙えるウィニークロスギアと、シナジーが強力で爆発力のある後半向けのドラゴンが混在しており、両者運用が別々でデッキを上手く回せない。コンセプトを定め、何かしら手を加えたい。
改造案も様々だが、いずれにせよ《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》の増量と《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》の投入を検討したい。《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》を含めたサムライ《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》スピードアタッカー化すれば、奇襲性や攻撃性能は跳ね上がる。

《武装竜鬼ジオゴクトラ》を軸にするならウィニーは4コストまで引き上げたい。2コストマナブーストから《青銅の鎖鎌》《ルピア・ラピア》、あるいは《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》につなぐのが良い。
殴り手やフィニッシャー格は《武装竜鬼ボルグゲンパク》で回収できるサムライのものを採用したい。《バルケリオス・武者・ドラゴン》を一気にマナ回収すれば【武者ワンショット】を狙うことも可能。
シナジーを強固なものにしたいなら3コスト以下のウィニーはばっさり切り捨ててしまっても良い。《風刃 カミカゼ・スピリット》《雷刃 ブシドー・スピリット》らも抜く候補になる。《インフィニティ・刃隠・ドラゴン》を採用する場合、クロスギアは能力で出せないため猶更である。

《風刃 カミカゼ・スピリット》《雷刃 ブシドー・スピリット》を軸にするなら、サムライウィニーサムライクロスギア《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》G・ゼロを満たしに行くと良い。手札消費が激しくなるため、を入れてドロー能力を高めたい。詳しくは【剣誠型サムライ】を参照。
《鬼装 オーガ・フィスト》などのパンプアップを投入すれば、《雷刃 ブシドー・スピリット》の威力も高まる。
この場合は、サムライではないドラゴンはばっさり切り捨ててよい。対象外のウィニーが増えドラゴンシナジーが不要になるため、自然と《武装竜鬼ジオゴクトラ》も抜けてくることが多い。

《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》をはじめとして、《武装竜鬼ジオゴクトラ》《武装竜鬼ボルグゲンパク》《雷刃 ブシドー・スピリット》《風刃 カミカゼ・スピリット》いずれもサムライデッキの新たなコンセプトに足りえるため、うまく活用していきたい。

  1. クロスギアを多用することが多いのに、侍流ジェネレートを有するカードが少なく、ステロイドカラーのデッキの割にテンポが遅くなりがちだった。バニラ同然の《武装剣心シシオウ》はともかく、《風来の股旅ビワノシン》による初動が4ターン目以降になるのは遅すぎる。
  2. サムライデッキにもかかわらずサムライを持たないカードも多く、サムライのみをサポートするカード、ドラゴンのみをサポートするカードがまぜこぜになっており統一感がない。
  3. 《武装剣心シシオウ》のように直接的なアドバンテージを取れないものや、出した所ですぐに効果を発揮できないクロスギア、発動が遅いアタックトリガーのクリーチャーが殆どだったのも大きく、その上でビッグマナ級のマナを要求するのでは無理があった。
  4. 手札補充が微妙に足りない。《風来の股旅ビワノシン》や《緑神龍バルガザルムス》の様に手札補充してくれるカードはあるものの、一ターンに1枚が限度。この為《バルケリオス・ドラゴン》《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》の様に手札に揃えたいカードを集めるのは難しかった。逆に《武装竜鬼ジオゴクトラ》は手札をどんどん消費していくのだが。
  5. シナジーの低いカードの中でも代表的なのが《青銅の鎧》である。サムライを持たず、パワーも低いのでこのデッキに収録されているクロスギアで強化も出来ず、コストが低いので《武装竜鬼ジオゴクトラ》で種族の追加も出来ず、《インフィニティ・刃隠・ドラゴン》の邪魔になり……。と噛み合わない点を挙げればキリがない。
  6. 《雷刃 ブシドー・スピリット》や《緑神龍バルガザルムス》のようにビートダウン向けのカードも多いが、本デッキでのクリーチャーのパワーが全体的に低めな為、大きいブロッカーが1体いるとすぐ止まってしまう。パワー6000以下のクリーチャーを除去する手段は豊富にあるが、それ以上のクリーチャーを除去する手段が《ボルシャック・大和・ドラゴン》存在時の《剣誠・ドラゴン》か《ナチュラル・トラップ》程度しか無かったからである。対するDMC-46に収録されているクリーチャーは全体的にパワーが高めだったので猶更際立った。
  7. キーカードになる《剣誠・ドラゴン》や《インフィニティ・刃隠・ドラゴン》が1枚しか入っていない仕様にも目に付く。後のDMC-59 「武者見参(サムライ・アンビシャス)」と比べると違いが分かる。
  8. 《母なる大地》、もしくは《母なる紋章》が収録されてないので《剣誠・ドラゴン》など切り札が手札に温存しがちになる。ハンデスは勿論、マナ落ちした後の行動が辛い。
    DMC-39 「ビクトリー・ソウル」の目玉であるマナ戦術が再現されてなく、ある意味最大の欠点と言える。代わりに《ナチュラル・トラップ》4枚積みされていたが。

参考 [編集]