【シューゲイザー】 (デュエプレ) [編集]

DMPP-20で成立。《神聖麒 シューゲイザー》が主役のデッキ。

【シューゲイザーワンショット】 [編集]

TCG版に存在した【シューゲイザーワンショット】デッキのデュエプレチューン版といったもの。
《シューゲイザー》の能力で《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》《逆転王女プリン》を呼び出し突然のワンショットを仕掛ける。

他にも

など、様々な選択肢の中から最適な行動を選ぶことができる。一時期横展開とマナ伸ばしを重視し、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》から《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》まで到達させ、3点を安全に行うタイプも存在した。そのまま同じターンに2点+ダイレクトするか、一旦ターンエンドして次のターンに《ガロウズ・デビルドラゴン》+ダイレクトするかは時と場合による。

黒赤緑型をベースに、文明を加えた型も台頭が確認されている[1]

また、を《キリュー・ジルヴェス》4枚のみのタッチで、白緑ベースにした型も高い瞬間順位が報告されている。

New Divisionでは、再録がない限りDMPP-26?が実装される前まで《神聖麒 シューゲイザー》《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》が使用可能である。

鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス R 闇/火/自然文明 (5)
クリーチャー:ロスト・クルセイダー 1000
バトルゾーンに出た時、そのターン、自分のクリーチャーすべてに「スレイヤー」と「スピードアタッカー」と「破壊される時、かわりにマナゾーンに置く」を与える。
神聖麒 シューゲイザー SR 無色 (7)
クリーチャー:オラクリオン 7000
W・ブレイカー
バトルゾーンに出た時または攻撃する時、自分の手札またはマナゾーンからコスト5以下の進化でないクリーチャー1枚をバトルゾーンに出してもよい。
逆転王女プリン C 無色 (5)
クリーチャー:ハンター/エイリアン 2000
S・トリガー
ガチンコ・ジャッジでこのクリーチャーを見せた時、またはバトルゾーンに出た時、 クリーチャー1体を選んでもよい。それがアンタップしているならタップし、タップしているならアンタップする。

主要カード [編集]

カード名概要・補足
《神聖麒 シューゲイザー》コンセプト
《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》必須。このカードがないと【シューゲイザー】は基本的にデッキにならない
《逆転王女プリン》準必須。基本的には4投で良いが、S・トリガーの逆転を嫌うなら連続攻撃ではなく《ウソと盗みのエンターテイナー》などを踏み倒して反撃に備えるため、色バランスや踏み倒し先の優先度の変化次第では3枚以下になってもおかしくはない
《ウソと盗みのエンターテイナー》勝ちにいくなら採用は必須 このカード1枚で、踏み倒しメタ意識外のデッキを沈黙させることができるが、多色なので枚数は要調整

候補カード [編集]

カード名概要・補足
《神聖斬 アシッド》山札から《シューゲイザー》を出せることから、実質5枚目として採用して《シューゲイザー》が出せない事故防止に
《ピクシー・ライフ》マナブーストや《キリュー・ジルヴェス》の付与でマナ送りになった《シューゲイザー》を救出できるので優先度は高い
《フェアリー・ライフ》受けが弱いこのデッキでは、対速攻での勝率を高めるためS・トリガーで相手ターンにマナを伸ばす上振れを期待して
《ライフプラン・チャージャー》手札を減らさずマナブーストになる上、《シューゲイザー》サーチの役割もこなせる
《天真妖精オチャッピィ》緑以外のカードも多いこのデッキでは不安定とはいえ、《フェアリー・ライフ》と同じく相手ターン中のブーストとして候補に入る
《母なる大地》少々重いがトップクラスのマナ利用呪文
《父なる大地》除去専門だが、軽さが長所で《ウソと盗みのエンターテイナー》とも良好
《次元流の豪力》超次元ゾーンの選定次第で、攻めの補強にも受けのシフトにも使える 《時空のガガ・シリウス》を出せ【ウェディング・ゲート】《時空のセブ・ランサー》が刺さる場合がある
《腐敗無頼トリプルマウス》5→7で《シューゲイザー》に繋がるマナブーストハンデス
《西部人形ザビ・バレル》New Divisionハンデス獣の例
《闇噛のファミリア ミョウガ》
《解体人形ジェニー》ハンデスだが、死活問題の《偽りの星夜 スター・イン・ザ・ラブ》カウンターを対策できる可能性があり重要度は高め
《停滞の影タイム・トリッパー》相手の行動を遅延
《デュエマの鬼!キクチ師範代》自分のマナブーストも禁じてしまうが、それ以上に相手に刺さる場面もある
《希望の親衛隊ファンク》《アクア・エリート》やパワー5000以下のサイキックメタ 重複させれば威力は跳ね上がる
《提督のマントラ ヴォスラディッシュ》公式は《シューゲイザー》とセットで使ってもらう想定とのこと
《魔刻の剣士ザビ・オルゼキア》エイリアン以外なら、パワーや位相などに関係なく選んで除去できる
《復活の祈祷師ザビ・ミラ》サブプラン、主に《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》を呼び出す
《未知なる弾丸 リュウセイ》TCGでも採用実績のあった対ビッグマナへの繋ぎ役 味方のランデスがランダムで、マナゾーンにあった踏み倒し先が墓地送りになる事故はある
《穿神兵ジェットドリル》相手のみにマナブーストメタ
《お騒がせチューザ》融通が利かないが、このデッキで採用できる貴重な呪文ロック
《その子供、凶暴につき》相手へのスピードアタッカー進化速攻メタ
《突撃奪取 ファルコン・ボンバー》《キリュー・ジルヴェス》の5枚目以降
《無双竜鬼ミツルギブースト》自身でマナ送りになれるため《シューゲイザー》で繰り返し6000火力が使える
《封魔ゴーゴンシャック》最速《超次元リュウセイ・ホール》対策として優秀なクリーチャー
《終末の時計 ザ・クロック》防御札
《電脳の女王 アリス》このデッキでは肉体付き《シークレット・クロックタワー》の感覚で
《ドンドン吸い込むナウ》防御札になりうる汎用呪文 ただし《シューゲイザー》など火でも自然でもないカード回収時はバウンス効果は無し
《ドスコイ・イチバンボシ》出た時と離れた時、他の味方にPA+5000ブロックされない追加ブレイクを付与
《フェアリー・シャワー》水入りならマナ基盤に入れたいS・トリガーマナブースト
《光器パーフェクト・マドンナ》色物枠だが、バトルゾーンにあるこれらのプレッシャーは相当なもの
《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》
《予言者ヨーデル・ワイス》《魂の大番長「四つ牙」》or《光器セイント・アヴェ・マリア》or《勝利のプリンプリン》あたりを疑似耐性ありで出せる

プレイング [編集]

コスト7の《シューゲイザー》着地を目指してマナブーストしつつ、《穿神兵ジェットドリル》《ウソと盗みのエンターテイナー》などメタクリーチャー、《解体人形ジェニー》などのハンデスで相手の動きを妨害する。
手札やマナに踏み倒し先が整った時点で《シューゲイザー》を召喚。《キリュー・ジルヴェス》で《シューゲイザー》を攻撃可能にした後、そのアタックトリガーで手札やマナからクリーチャーを踏み倒す。《逆転王女プリン》によるワンショットが基本戦術だが、状況によって多様な選択肢を使い分けられる。

長所 [編集]

コスト踏み倒しの常で、相手の妨害がなければ好き勝手できる。

《逆転プリン》のおかげで複数回攻撃&アタックトリガーの踏み倒しで、一瞬で試合が終わることもある。

《ウソと盗みのエンターテイナー》に着目した性質だが、《ヘブンズ・ゲート》《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》といった踏み倒しをフィニッシャーにしているデッキに強い。しかし、《エンターテイナー》を採用できるデッキタイプがDMPP-20時点では【シューゲイザー】程度ということで、このデッキ特有のメリットとみなすことができる。

ハンデスコスト踏み倒しメタを両立できているため、手札消費が荒く、手札補充を《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》に依存しているデッキには、こちらが自由に動けるターンがかなり多くなる。
その例が【カイザー「刃鬼」】であり、そのデッキはS・トリガーには《ドンドン吸い込むナウ》など単体除去が基本で、盤面いっぱいからのワンショットには捌ききれず貫通しやすい相手といえる。

ハンデスで相手の手札を枯渇させ、召喚酔いした《シューゲイザー》が棒立ちしていてもリスクが小さい場面なら、cipで《キリュー・ジルヴェス》以外を踏み倒す選択肢も視野に入る。

《未知なる弾丸 リュウセイ》も採用すれば、【カイザー「刃鬼」】【ヴィルヘルムコントロール】にゴリ押しターボから強い大型の今引き逆転も防げるようになり、さらに負けづらくできる。

短所 [編集]

コスト7のクリーチャーを出してからが本番となると、動き出しが遅い。
成立するのは数弾後の話になるデッキだが【モルト「王」】や【モルト NEXT】も最速コスト7経由でワンショットを開始するが、そこに至るまでの速度と到達後の出力、そこからの継戦能力が段違いである。

【シューゲイザーワンショット】がS・トリガーで《シューゲイザー》が1回しか攻撃できなかった場合、息切れが著しい。
《キリュー・ジルヴェス》のブロッコリー効果付与でマナが補給される場合はリカバリーしやすいが、オールタップ《終末の時計 ザ・クロック》でターンを終わらせられ、効果が切れた相手のターンになってから片っ端から破壊による除去を食らってしまえば、踏み倒し先の装填もできず、マナからの踏み倒しが結果的にセルフランデスになってしまう。

序盤は妨害カードやブーストに頼るため、相手への刺さり具合によっては、《シューゲイザー》召喚まで保たせることが難しい。例えば【青単ジャバジャック】は早期にシールドブレイクと手札補充を行ってくるため、自分のS・トリガー運がある程度良くないとそのまま貫通されてしまう。

デッキの勝ち筋が《シューゲイザー》に非常に依存しているため、手札にキープしていたそれがハンデスされたり、デュエプレでよくあるデスカット事故で全く《シューゲイザー》が公開領域に来ない場合には負けまっしぐら。

【サインシューゲイザー】 [編集]

DMPB-04で成立。

基本的には青黒ベースで、タッチで数枚の光文明と《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》を入れた結果5cとなる。
《インフェルノ・サイン》《神聖麒 シューゲイザー》を踏み出し、ワンショット系に対してのカウンター面を強くしたタイプ。

主要カード [編集]

カード名概要・補足
《神聖麒 シューゲイザー》コンセプト
《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》サブプラン
《インフェルノ・サイン》主に《シューゲイザー》を踏み出す
《龍素記号Sr スペルサイクリカ》《サイン》で《サイクリカ》、唱え直しで《シューゲイザー》、その呼び出しで《クロック》or《キリュー》と動いて5打点生成
《終末の時計 ザ・クロック》防御札、相手のターンに《サイン》で出した《シューゲイザー》で出すことも多い
《絶超合金 ロビンフッド》ビートダウンしながら墓地肥やし
《電脳の女王 アリス》↑と同じ
《戦略のD・H アツト》↑と同じ
《エマージェンシー・タイフーン》墓地肥やし
《アクア・スーパーエメラル》シールドにS・トリガーを仕込む
《音感の精霊龍 エメラルーダ》↑と同じ

候補カード [編集]

カード名概要・補足
《逆転王女プリン》ワンショット以外では役割が薄いのでテンプレリストでは入らない
《トンギヌスの槍》《デス・ゲート》では倒せないタップ状態の詰み誘発獣[2]除去、黄色シールドを狙ったシールド焼却、フォートレス除去を圧縮したカード。1枚程度採用がよくある
《真・龍覇 ヘブンズロージア》サブアタッカー、主に《真聖教会 エンドレス・ヘブン》を出す
2打点の《龍覇 セイントローズ》と比較すると、こちらはコスト2ウエポン極真龍魂組の選択肢が非常に広い。《真・天命王 ネバーエンド》フリーズを誘発する点も見逃せない
《DNA・スパーク》防御札、光の枚数調整
《地獄門デス・ゲート》防御札、闇の枚数調整
《友情集結 R・M・G》マナチャージしたら光マナにもなる、P'Sドロン・ゴーで捨てる用のカード
《百仙閻魔 マジックマ瀧》《R・M・G》と同じ理由で採用だが、こちらは闇マナになる

超次元ゾーン [編集]

カード名考えられる用途
《無敵剣 プロト・ギガハート》《ヘブンズロージア》に部分的な除去耐性。バトルの破壊、パワー低下の破壊には無力。《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》龍解禁止でも置き換えが不発になる
《二丁龍銃 マルチプライ》《ヘブンズロージア》をアンブロッカブル
《龍魂教会 ホワイティ》《サイン》→《ヘブンズロージア》時に1体フリーズの受け札
《龍魂要塞 ブルニカ》1ドロー
《龍魂城閣 レッドゥル》《ヘブンズロージア》をスピードアタッカー
《龍芭扇 ファンパイ》相手の墓地が8枚以上の場合、自メインステップはウエポン→ターン終了ステップでフォートレス化→相手ターン中はカード指定除去しか効かない→次の自ターン開始ステップでクリーチャー化……という流れで疑似ジャストダイバーになりうる
《不滅槍 パーフェクト》《ヘブンズロージア》に破壊以外の方法の除去耐性
《真聖教会 エンドレス・ヘブン》シールドの個数が上回っていれば《真・天命王 ネバーエンド》になる
《聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル》※裏面を直接出す 3種類の方法で相手獣を1体タップする誘発型能力があるブロッカー
《神光の精霊龍 ウルティマリア》※裏面を直接出す プレイヤーを攻撃できず、ほぼ1面バトル勝ちでしか役割がないが、パワーの高いブロッカー

プレイング [編集]

序盤はビートダウンと墓地肥やし、この時に《神聖麒 シューゲイザー》を墓地に落しておく。
相手が攻めて来た時にS・トリガーからの《インフェルノ・サイン》で《シューゲイザー》を出し、《シューゲイザー》の能力で《終末の時計 ザ・クロック》を踏み出してワンショットを凌ぎ、返しの自分のターンに相手の残りシールドを過剰打点で削り切る。《音感の精霊龍 エメラルーダ》をマナゾーンから踏み倒して保険をかけておけばさらに安泰。

明確な弱点として、十分な墓地がないと有効S・トリガーが途端に少なくなってしまうこと。
《終末の時計 ザ・クロック》《DNA・スパーク》は標準搭載と考えても、カウンターの最大値である《インフェルノ・サイン》が【赤単速攻】の前では実質バニラ呪文としてしかトリガーしない可能性がある。

環境の数は少ないものの、【オラクル】《埋没のカルマ オリーブオイル》【5色コントロール】あたりの《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》墓地リセットで御破算というのは【神聖牙 UK パンク】《秘拳カツドン破》には起こらない負け筋である。

水のエグザイル・クリーチャー《絶超合金 ロビンフッド》4枚しか入れる枠がないことも少なくなくP'Sドロン・ゴーブラフが見破られる可能性がある。《学校男》《爆炎シューター マッカラン》などで《超合金 ロビー》としてアタックトリガーを実施する前に破壊を食らって墓地リソースを稼げずに終わることも。

2ターン目に出した《戦略のD・H アツト》が攻撃に参加していないとキルターンも遅めなため、もし初動が3ターン目の《超合金 ロビー》だったとしたらシングル・ブレイクを盾で受けられて、その間に相手が呪文ロックを立てるのが間に合ってしまう場合もある。こうなると《龍素記号Sr スペルサイクリカ》《地獄門デス・ゲート》なども腐る。

最速3ターン目にT・ブレイカーが殴ってくる《轟く侵略 レッドゾーン》が登場したDMPP-25時点では、【サインシューゲイザー】の仮想敵だった【モルトNEXT】が大きく数を減らし握る価値が大きく低下したことに加え、3ターン目の3ブレイクでは前述した十分な墓地がないと有効S・トリガー少ない弱点も目立つ。似た色でも墓地がなくても手札さえあれば《秘拳カツドン破》でカウンターできる【神聖牙 UK パンク】が最適解に回帰し、それがカード不足で組めない人でも【トリガーロージア】と呼ばれる新型アンチ速攻デッキも周知された事情もあって使用率は激減した。
いわゆる初見殺しの強さがあった【サインシューゲイザー】が、ネタがバレてしまったら初見殺しが通用しなくなって勝ちづらくなったという背景もある。

参考 [編集]