水晶マナ [編集]
裏向きで置かれたマナゾーンのカードを指す公式由来の名称。
DM23-EX3でギミックが登場した。カードテキストでは「マナゾーンにある裏向きのカード」と表記される。
普段のマナチャージする際や、《フェアリー・ライフ》などでマナにカードを置く際に裏向きでカードを置くことはできない。あくまでカードの効果によって既存のカードを裏返して作成したり、裏向きのまま置くことで生成されたりされる。
逆に、裏向きにしたカードを勝手に表向きに戻すこともできない。エターナル・Kなどその指示がある効果でのみ表返す処理が行える。
このページでは便宜上、水晶マナを生成するカードや、水晶マナのルールについても扱う。
クリス=タブラ=ラーサ OR 無色 (18) |
クリーチャー:ゼニス・セレス 28482 |
水晶ソウル3(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる) |
ブロッカー |
ワールド・ブレイカー |
このクリーチャーが召喚によって出た時、バトルゾーンと墓地にある相手のクリーチャーを好きな数選ぶ。その選んだクリーチャーの「このクリーチャーが出た時」で始まる能力をすべて、自分が使う。 |
クリスターナル・K(このクリーチャーが離れる時、または自分がゲームに負ける時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい) |
シャングリラ・クリスタル UC 無色 (3) |
呪文 |
G・ストライク(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない) |
自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、タップしてマナゾーンに置く。(マナゾーンにある裏向きのカードは、マナの数字が1の無色カードとして扱う。その持ち主はそれをいつでも見てもよい) |
水晶武装2:自分のマナゾーンに裏向きのカードが2枚以上あれば、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままマナゾーンに置く。 |
偽りの名 ワスプメリサ VR 自然文明 (7) |
クリーチャー:アース・ドラゴン/アンノウン 11000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、または自分のターンのはじめに、自分のマナゾーンにあるカードを1枚、裏向きにしてもよい。 |
自分の他のオラクル、アンノウン、ゼニスのパワーを+4000し、「マッハファイター」を与える。 |
水晶武装4:自分のマナゾーンに裏向きのカードが4枚以上あれば、相手のクリーチャーの「このクリーチャーが出た時」で始まる能力がトリガーする時、かわりにトリガーしない。 |
ルール [編集]
総合ルール405.4.、405.5.及び動画【ルール解説】デュエマ最新弾「邪神と水晶の華」に関するカードのわかりづらいルールを開発者が解説します!【裁定】も参照。
- マナゾーンにある裏向きのカードは、本来の特性はすべて失い「コストが0で無色、マナシンボルの数字が1であり、他の特性を持たないカード」と再定義される。ゲーム中はそれに基づいて進行する。
- マナ数が1であるかのように振る舞うため、表向き側がマナ数0の5色レインボーでも1マナ支払える。
- 文明が無色であるかのように振る舞うため、コストの支払いで文明を生まない。
- カード名はない状態である。
- 封印された無色クリーチャーに対応する「同じ文明のコマンド」が存在していないのと同じで、《天使と悪魔の墳墓》ですべてのマナゾーンを見て水晶マナが2枚以上あっても、無名カードに対応する同じ名前のカードは存在していない扱いとなり、いずれもランデスされない。
- 水晶マナはマナゾーンにあるカードである。
- カードをマナゾーンに置くとき、《停滞の影タイム・トリッパー》に代表される置き方を指定する干渉がないのであれば、多色ではないカードならアンタップインでマナゾーンに置くのが原則である。その干渉は《シャングリラ・クリスタル》のように、マナゾーンに置かせる効果自体が持っていることもある。
- このことから、タップインの指示がない《「この私のために華を咲かすのだ!」》などを使い、山札から直接裏向きのまま置こうとするとすべてのカードが無色扱いでアンタップインする。
ただし、《覇王類虹色目 イメン=ボアロ》で山札のカードをすべての文明のカードとして扱っているなら、表面が見えなくても多色カードをマナゾーンに置こうとしていることが明確であるため、ゲームルールでタップインする。
- 水晶マナをカードの効果で特性を変更することは可能。
- 水晶マナは、その持ち主ならいつでも表向き側の内容を見ることができる。相手の水晶マナの表面は確認できない。
- 非公開ゾーンから直接裏向きのままマナゾーンに置いた場合は相手の知り得ない情報となるが、《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》のような効果で表向きのカードを裏向きにする場合は、その時点で相手も把握することができる。裏返す前にはきちんと相手に見せる義務がある。
- 似た事例ができる「表向きだったカードを、裏向きに変えてシールド化」とは決定的な違いがあり、「カードの持ち主はマナゾーンの並べ替えをしても良い[1]」ということが挙げられる。1枚だけ裏向きマナがある状態だと相手も内容を確定できるが、2枚裏向きマナを作り出すと自分だけ知っている情報を拡張できる。
例えば、裏向きマナをタップしてカードを使う際、複数枚の裏向きマナのうちどの裏向きマナを使ったかを教える必要はないということである。
ただし一般のカードと同じく、タップさせるカードを間違えたからといってアンタップのカードと交換するのはルール違反。何かコストを支払った後に水晶ソウルのカードのコストを支払う場合や、コストを支払った後にマナ回収したいカードでタップミスのないよう気をつけたい。
- 「元あったゾーンで多色カードでしたので、タップ状態でマナゾーンに置かれます。」の回答も踏まえると、「水晶マナとしてのマナブーストも元あったゾーンの特性を参照してタップイン/アンタップインが決まる」「山札のカードを水晶マナとしてマナブーストする場合はマナゾーンに置かれるまで公開情報にならず特性を参照できないので文明を参照する場合は無色として扱う」「山札のカードに特性を追加した場合は追加された特性を参照する」とまとめることができるのではないか。
- 《ラグーン・マーメイド》によって山札の一番上が多色カードであることがすべてのプレイヤーにとって公開情報であるなら、山札の上から直接ブーストでどうなるのか。
背景ストーリーでは [編集]
フレーバーテキストでは「水晶の華」ないしは「水晶」として言及されている。
初めてこの言葉が登場したのは、デュエプレのDMPP-24で実装された遊撃師団サイクル。「オラクル・セレス裏教義」なる文献からの引用とされる「水晶の華」なる言葉が登場し、以下のような事実が示されている。
後のDM23-EX3で、水晶マナが登場すると共にTCGの背景ストーリーでもフィーチャーされる。
ゼニスの一柱《タブラ=ラーサ》は、世界の全てを水晶にするべく、ゾロスターを誑かし、彼に「水晶の華を生み出す力」を与える。ゾロスターにそれを誇示させることで、当時目的を持っていなかったオラクル・セレスたちに「水晶の華になり、ゼニスの力になる」という目標を与え、世界を支配しようとしたのであった[7]。
《聖邪のサトリ ミント》の発言や、水晶チャージャーのイラストからも、「水晶の華」もとい水晶マナの正体とはオラクル・セレスないし遊撃師団のクリーチャーたちが、ゼニスの贄として水晶と化したものとみて間違いない。
その事実は皮肉にもゼニスへの背信行為を理由に自ら水晶に変えられた、ゾロスター改め《師団の先導者 ツラトゥストラ》自身によって裏付けられている[8]。
また、もはや異教徒などいないために役割を失った「カルマ」の階級や、敵対者の成れの果てである「終斗」の階級は、水晶の華の素材という役割を持たされている。
水晶の華を蓄え力をつけた《タブラ=ラーサ》だったが、《アビスベル=覇統=ジャシン帝》には結局敵わなかった。ゼニス・セレスたちはジャシンに敗れ、目的を失った水晶の華だけが残された。
それを後に、唯一《タブラ=ラーサ》に支配されなかったゼニス、《「俺獅」の頂天 ライオネル》が救うことになるが、そのエピソードについてはまだ公開されていない。
その他 [編集]
- 裏向きのカードはシールドゾーンと混ざるリスクがあるため、距離を離したり、他のマナ同様上下逆さまにして区別したりで対策したい。
- 《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》のように一時的に山札を手に取る効果で、場合によっては持っていた手札をゲーム台に置く際にも混ざる可能性がある。スペースが足りないのならバトルゾーンとして使っている領域までフル活用したい。
- 公式由来とはいえカードを読むだけでは得られない呼び方である。なので「裏向きマナ」と呼ぶ人もいる。一部のコミュニティのローカルルールに「裏マナ[9]」があったがそれとは一切関係が無い。
水晶マナに関連する能力 [編集]
参考 [編集]