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轟速 ザ・レッド C 火文明 (4) |
クリーチャー:ソニック・コマンド/侵略者 4000 |
スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない) |
過去のスピードアタッカーに比べてコストパフォーマンスは高いものの、それ以外に能力を持たない準バニラのため、このカード1枚ではパンチ力に欠ける。
一見大したことのないクリーチャーに見えるが、実際はその種族と能力が非常に重要な意味を成す1枚である。
火のコマンドかつスピードアタッカーのため、出したターンに即《轟く侵略 レッドゾーン》などに侵略させられるのである。
今やインフレによって上位互換が次々と登場し、その立場を失っているが、侵略とスピードアタッカーの相性の良さ、そして種族の重要性を物語った1枚としてその名を残した。
《一撃奪取 トップギア》のコスト軽減からこのクリーチャーに繋げて即侵略という流れは【レッドゾーン】の黄金パターンであり、登場以来、同コストの《轟速 ザ・ゼット》と共に【レッドゾーン】のキーカードとして活躍してきた。
だが単体では淡白なスペックの準バニラなので、初期型の【レッドゾーン】が使われていた頃は超次元呪文から呼び出せる《勝利のガイアール・カイザー》など汎用性の高いカードが好まれ、このカードの評価はあまり高くなかった。これは革命編初期の環境ではまだ【速攻】の旨味が注目されておらず、【レッドゾーン】という専用構築自体がそれほど定着していなかったことを表わしていると言える。
環境で永らく活躍してきたこのカードだがDMRP-05で《暴走 ザバイク/ブンブン・バースト》が登場。呪文面で《洗脳センノー》などの侵略メタを除去できるため、事実上の上位互換として運用できることから、以降はそちらが優先された。
こちらは9枚目以降の4コスト侵略元として数合わせ的に採用されていたが、超天篇で上位互換に近い性能を持つ《暴走獣斗 ブランキー》や、1コスト低いコマンドの《覇王速 ド・レッド》や《撃速 ザ・グナム》が登場。ここまで侵略元が充実してくると、いかに侵略に適合したスペックと言えども採用を見送られるようになった。
そしてトドメと言わんばかりに、DMEX-13にて事実上の上位互換となる《響役者 ナリモノヤゴウ》が登場。あちらは侵略者を持たないが、これによる差別化点は《音速 ガトリング》の侵略元になれるか否かのみ。おまけに侵略者を持っていると《ドギラゴン一刀双斬》で破壊される可能性もあるため、あちらに敵う点は無いと思って良いだろう。
DMRP-20では《轟速 ザ・Re:ッド》としてリメイク、DM22-EX1では《轟速 ザ・レッド/超次元キル・ホール》としてツインパクト化された。やはりこちらには実質的な差別化点が存在しない。