《フェアリー・ライフ》 [編集]
フェアリー・ライフ C 自然文明 (2) |
呪文 |
S・トリガー |
自分の山札の上から1枚を自分のマナゾーンに置く。 |
DM-06で登場した自然の呪文。
S・トリガーと、山札の上から1枚をマナゾーンに置くシンプルな能力を持つ。
自然の得意とするマナブーストの基本カード。自然及びデュエル・マスターズの代表的なカードと言え、汎用性、スペック共に良好で、登場以来長らく様々なデッキで愛用され続け、これからも使われ続けていくであろうカード。
この2→4のマナカーブはデュエル・マスターズの初動の1つとして確立しているほど強力かつ一般的で、《解体人形ジェニー》や《パクリオ》といったピーピングハンデスにつなぐことで序盤で相手を手札事故に陥らせたり、《ドンドン吸い込むナウ》や《ライフプラン・チャージャー》などの手札補充につなぐことで後の展開を潤滑に運ぶことが出来る。
おまけのようについているS・トリガーも非常に有用性が高く、《フェアリー・ライフ》がトリガーすることで単なるマナブーストでは間に合わないような速い展開のゲームに全体火力やニンジャ・ストライクを間に合わせたり、自分が陥落するより先に切り札を叩きつけて逆転を可能したりするなど、想定内外で数多の恩恵をもたらしてくれる。
最序盤である2ターン目からのマナブーストを行いつつ、S・トリガーで通常では不可能なさらなるマナブーストを可能にするため、積極的な攻めを行う【速攻】やビートダウンに対して高い耐性を持つ。相手の攻めによるテンポアドバンテージの差を緩和することに関しては全カード屈指の性能であり、展開の速いデッキに何としても動きを間に合わせるのであれば《フェアリー・ライフ》の右にでるものはそうそうない。
欠点としてマナブースト以外に能力がないため後半になると腐ってしまうことがあげられるが、それをもってしてもS・トリガーによる【速攻】・ビートダウン耐性は優秀であり、初動のマナブーストとして幅広く使われている。
使いやすさと使用者の多さで、マナブーストを代表するカードである。
DM-29でシノビが登場した事により、その意味がさらに大きくなった。ニンジャ・ストライクに必要なマナがあと1マナ、という場面でS・トリガーで唱えれば、とたんに高コストのシノビが防御を開始することも。
登場当時は、2コストで山札からマナブーストができるカードはこのカード以外なく、「自然が入るデッキなら必須」とまで言う者もいた。
後に、山札からの2コストマナブーストができるカードが続々と登場し、デッキによってはそれらに枠を明け渡す機会も増えており、現在は「自然が入るデッキなら必須」と言われることはなくなった。しかし、汎用性の高さはピカイチであり、デュエル・マスターズを続けていくなら、だれもが4枚は持っておくべきカードと言っても過言ではないだろう。
- 登場当時は、2コストのマナブーストカードはこのカードだけだったが、現在はかなり数を増やしている。→優秀なマナブースト一覧参照。
ただし、《フェアリー・ライフ》のようにS・トリガーを持っているカードは1枚もない。それぞれ役割が異なるため、適切に使い分けたり、複数のカードを同時に採用したりする必要がある。
- 後半《フェアリー・ライフ》が手札に来てしまった時には、そのまま手札に温存しておいた方がいいという状況が多々ある。普通はマナに送ればいいのだが、マナゾーンで《フェアリー・ライフ》がダブついてしまうと《天使と悪魔の墳墓》が刺さって痛い目を見るからである。また、あえて温存してハンデスを誘えれば、死に札と相手の妨害札を交換できて非常においしい展開となる。狙う価値は十分にあるだろう。考えなく使っても山札をただ削ることになるので、腐ってしまったとはいえど扱いには気を付けたい。
- 登場したばかりの闘魂編環境当時は自然の入るデッキなら4枚積みが必須であったが、クリーチャーをいかに並べるかが重要であったため、実際はあるだけ唱えるのではなく、3マナ以降では《青銅の鎧》が優先された。水の入らないデッキでは乱暴に手札消費すると瞬く間に息切れするため、極論5枚目以降の《青銅の鎧》としての運用をされた。
バージョン [編集]
再録回数はデュエル・マスターズカードの中では最も多く 、登場以来毎年1回以上のペースで再録が続いている。基本的なカードであるため、初心者でも4枚手に入りやすいのは嬉しい。自然を使う構築済みデッキには4枚入っていることも多く、フレーバーテキストも非常に多彩。
- 分かりづらいが、DMD-07に収録されたものはアルトアートになっており、(彩度は微妙に異なるが)プロモーション・カードの「P6/Y2」と同一の絵柄になっている。初出のものと比較すると妖精の服の模様が変更され、服の色合いも青と赤が逆転している。また、発芽した芽からは二葉が出ている。
- DMX-22では7種類もの《フェアリー・ライフ》が収録されている。内6種はいわば前回のDMX-12の《コッコ・ルピア》ポジションであり、様々な地域に合わせた姿の《霞み妖精ジャスミン》が描かれている。また、よく見るとS・トリガーの注釈文はその地域の方言で書かれている。
残りの1枚は真っ白なカードに簡潔なカード名や効果が書かれているだけという衝撃的なもの。本来テキストのある部分には※カードを作るときはこんな風に紙に書いてテストしています.と書かれており、まさかの公式プロキシである。もちろん《フェアリー・ライフ》として公式に使用する事ができる。
- ちなみにこのカードの字を書いたのはデュエル・マスターズの開発に携わっている「しゃば」こと「射場本正巳」氏であり、公式の対戦動画にて自身が書いたと明言している。
- ジョークエキスパンション的な面が強い故にできたことであるため、デュエル・マスターズ総合ゲームルール109.1.「カードの文章がいくつかのバージョンで異なる表記である場合、原則として現在発売されている最新のカード表記を正しいものとします。」の例外として、方言やプロキシのテキストが全ての《フェアリー・ライフ》の正しいテキストという扱いにはならない。
- 大阪版には通天閣とくいだおれ太郎のコスプレをしたジャスミン、そして「阪神タイガース」をイメージしてか虎が描かれている。が、現在大阪を本拠地としている球団は阪神タイガースではなく「オリックスバファローズ」である(阪神の本拠地・甲子園球場は兵庫県)。
関連カード [編集]
類似カード [編集]
主な発展系カード [編集]
収録セット [編集]
参考 [編集]