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∞龍 ゲンムエンペラー KGM 水/闇文明 (∞) |
クリーチャー:∞マスター・ドラゴン/チーム零 ∞ |
<ムゲンクライム>4(自分のクリーチャーを4体タップして、[水/闇(4)]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい) |
∞ ブレイカー(「∞ブレイカー」を持つクリーチャーは、相手のシールドを好きな数ブレイクできる) |
ブロッカー |
コスト5以下のクリーチャーの能力とコスト5以下の呪文の効果を無視する。 |
DMRP-15で登場した水/闇の∞マスター・ドラゴン/チーム零。
ムゲンクライム4で出せる∞ ブレイカーのブロッカーであり、コスト5以下のクリーチャーの能力と呪文の効果を無視する能力を持つ。
真っ先に眼につくのはコストとパワーの両方が無限という規格外のサイズだろう。
コストが無限であるため普通にマナを支払って出すことはできない。その代わり、新能力ムゲンクライムを使って自分のクリーチャーを4体タップすれば、4マナでの召喚ができる。自分のクリーチャーをタップする分スキが生まれるが、自身がブロッカーを持つのでささやかながらムゲンクライム後の反撃も受けづらくなっている。これだけ巨大なクリーチャーが4ターン前後で出れば、相手のプレッシャーも相当なものとなる。
また、特に踏み倒し制限はないため、ムゲンクライムでなくとも、コストの高さに制限のないコスト踏み倒し、《龍覇 ザ=デッドマン》のような代替コストでも出すことも可能。
ビートダウンやGRクリーチャー主体のデッキなど、相手次第ではこのカード1枚で詰ませることもあるだろう。
コスト6以上のカードには干渉しないが、いくらヘヴィ級のカードを多数採用した【ゲイル・ヴェスパー】やDMBD-06でも、デッキの潤滑油としてコスト5以下の呪文を使うことは多々ある。
早期召喚出来ればあらゆるデッキを鈍化させられるだろう。
パワーは定義上これより高いものが存在しない、最高の値である。当然《大樹王 ギガンディダノス》や《龍の極限 ドギラゴールデン》の極限ファイナル革命の影響も受けない。
単純に、攻撃制限のデメリットがある味方の低コストムゲンクライム元のサポートとしても優秀。
そして、コストとパワーだけでなく、ブレイク数も事実上∞[1]である。相手のコスト5以下のブロッカーを無視しつつ、∞ ブレイカーを叩き込めるので高い突破性能を持つ。特に採用率の高い《光牙忍ハヤブサマル》で邪魔されないのは優秀である。
根本的な除去耐性は持っていないが、バトルに必ず勝つパワーのおかげで実質場持ちはよく、ムゲンクライムによって手札と墓地から再召喚が狙えるため、バウンスと破壊にも強い。ただし過信は禁物で、ムゲンクライムが届かないマナ送りやシールド送りには弱い。水文明の得意とするマナ回収やシールド回収でカバーしたい。
《ゲンムエンペラー》を除去すると能力無視が解除されてしまうことを利用して、心理的に除去されにくくもできる。相手も同じことが言えるので、自分が有利な状況で詰めの一手として出すのも一つの方法である。
しかし、自分も無視能力の対象となるのは気を付けなければならないところ。ムゲンクライムでこのカードを出すために低コストクリーチャーを多く採用した場合、それらがすべてバニラ同然になってしまう。低コスト呪文に至ってはほぼ使い物にならないので、スピードアタッカー付与等のパワーアップも同一ターン中に行うのは困難となる。
また、無視されるのは能力だけであり封印のように存在自体が無視される訳ではない。さらに《幻龍 ゲンムエンペラー》と違いバトルゾーンからクリーチャーを離す効果を持ってはいない。この様に数で押されているようなときに出しても効果は薄いため、出すタイミングには注意したい。
水/闇らしいクセのあるカードではあるが、能力自体は強力かつロマンに溢れている。専用デッキを組んで是非活用したい。
未だかつてない能力であるがゆえに、ルールが非常にややこしいため、しっかりと確認したいところ。また、現時点で裁定不明なルールもあり、そこは大会によってジャッジの判断も異なることもあるため、大会に出場する場合は予めジャッジに確認を取るなどしたい。
「呪文の効果の無視」が、どこまで無視されるのか、まだ定かではない。おそらく、呪文能力による効果のみが無視されるのであって、それ以外は無視されないと思われる。
もし呪文能力による効果のみが無視されるなら、以下の効果は無視されない。
また、コスト5以下の呪文の呪文能力の解決中に、このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、残っている呪文能力は解決されるのかは不明。
このクリーチャーの登場によって、能力と効果の違いを、より強く認識する必要が生まれた。過去にもダイヤモンド状態に関して、能力と効果の違いをはっきり認識していなかったがために、大会でトラブルになることもあったため、このカードもそれの二の舞にならないようにしたい。
DMSD-16の発売直後からDMSD-16のカードを用いた【青黒ゲンムエンペラー】の優勝報告が多数挙がり、ムゲンクライムの強さが周知された事で、DMRP-15発売前からこのカードもムゲンクライム能力を用いた【青黒ゲンムエンペラー】での活躍が期待された。
そして、DMRP-15が発売後、その期待通りこのカードを投入した【青黒ゲンムエンペラー】も早速優勝報告が上がることになる。
このカードの獲得により、DMRP-15発売前から環境トップの強さを誇っていた【連ドラグナー】がさらに手を付けられなくなった。
この時期の【連ドラグナー】では《勇者の1号 ハムカツマン蒼》を採用し、早期に強力多色ドラゴンを踏み倒すのが主流であり、このカードもその踏み倒し先として使われた。
さらには発売前に有力視されていた《天門ノ裁キ》ではなく、《闘門の精霊ウェルキウス》を利用してこのクリーチャーを踏み倒す戦法を取る【ヘブンズ・ゲート】の入賞も報告されている。
また、それまでに環境で暴れていた【カリヤドネループ】や《零龍》は、このクリーチャーの着地が事実上の死刑宣告となる上に着地ターンが予想外に早い事も相まり、一転してかなり厳しい立場に立たされる事となる。特に《零龍》は卍誕後に即敗北する危険性が増す点は事前に危惧されていた通りである他、零龍の儀を1つ潰される影響が非常に大きい。
【青魔導具】も《卍 新世壊 卍》やドルスザク達は効果対象外で完封とまでは行かないものの、やはり大半のパーツが効果を失う点は無視できないダメージとなった。
2ターン目等早い内に《卍 新世壊 卍》を展開できていた場合ならばまだしも、《卍 新世壊 卍》展開に手間取っている間にこのクリーチャーの降臨を許してしまうと、カウンター札が全滅した状態でこのクリーチャーの攻撃を受ける事となりほぼ負け確定である。
総じて登場と同時に環境へ与えた影響は凄まじく、それまで厳しい立場にあったコスト6以上のカードの重要性を再認識させるに至った事が大きい。
特にこのクリーチャーへの有力な対策札として《ZERO ハンド》の需要が急増し、多くのデッキが枠を割く事となった。
ゼーロJr.が使うキングマスターカード。
作中のデュエリスト達の間で噂になっていた「謎のデュエリストが使う黒いカード」の正体。
ゼーロJr.はこのカードを使ってキング・オブ・デュエマッチの予選を勝ち上がっていた。
デュエマシーンでの初登場は「キング」19話の「ゼーロJr.vsスマイル王子」。
自身のムゲンクライムで召喚され、コスト4以下のカードを主体としたスマイル王子のデッキを完封した。
チーム零のキングマスターにして宇宙より先に存在していた無限の闇を統べる幻の零番目の王。
饒舌な「戯具」たちと違い一言も話さず、強者以外に興味がない。
異空間《夢幻の無》を用いた攻撃を得意とする。
公式Q&A
Q.自分は《イッツ・ショータイム》を唱えました。相手が手札から《∞龍 ゲンムエンペラー》を1体バトルゾーンに出した場合、自分は「その中でコストが一番大きいクリーチャー以上のコストを持つクリーチャー」であるとして、《∞龍 ゲンムエンペラー》を手札からコストを支払わずに召喚できますか?
A.はい、《∞龍 ゲンムエンペラー》を召喚することができます。
引用元
Q.バトルゾーンに《武鍵の鎖 スピンパンダ》の能力で「ブロッカー」を得た相手のクリーチャーが1体います。自分は《∞龍 ゲンムエンペラー》を召喚しました。相手のそのクリーチャーは「ブロッカー」を得ているままですか?
A.そのクリーチャーは「ブロッカー」を得ているままです。ただしそのクリーチャーのコストが5以下の場合、《∞龍 ゲンムエンペラー》の効果によって得ている能力が無視されるので、ブロックすることはできません。逆にコストが5より大きい場合、そのクリーチャーはブロックすることができます。
引用元
Q.バトルゾーンに《∞龍 ゲンムエンペラー》が1体います。自分のマナゾーンに水と火の文明がある状況で《夜露死苦 キャロル》が《デーモン・ハンド》で破壊されました。この《夜露死苦 キャロル》の「墓地に置かれる時」の置換効果は解決しますか?
A.いいえ、《夜露死苦 キャロル》の置換効果は解決できず、墓地に置かれます。バトルゾーンの《夜露死苦 キャロル》は能力が無視されており、移動する直前に能力が無視されている場合はその移動に対する置換効果を適用できません。
(総合ルール 200.3 609.2)
引用元
Q.《∞龍 ゲンムエンペラー》で攻撃し、「∞ブレイカー」により相手のシールドを全てブレイクしました。相手が「S・トリガー」で《DNA・スパーク》を唱え「自分のシールドが2枚以下であれば」の能力でシールドを1枚追加した場合、そのシールドもブレイクできますか?
A.いいえ、全てのシールドのブレイクが行われた後に「S・トリガー」を使用します。後から追加したシールドはブレイクされません。
引用元
Q.《∞龍 ゲンムエンペラー》の「コスト5以下のクリーチャーの能力とコスト5以下の呪文の効果を無視する。」はどんな能力ですか?
A.バトルゾーンにいるコスト5以下のクリーチャーの能力と、コスト5以下の呪文に書かれているルールテキストは、結果的に何もしないということです。「得る」や「与える」などで追加された効果も無視されます。
引用元
Q.《∞龍 ゲンムエンペラー》がバトルゾーンにいる時、「ニンジャ・ストライク」能力で召喚した《斬隠テンサイ・ジャニット》は、そのターンの終わりにバトルゾーンから持ち主の山札の一番下に置かれますか?
A.はい、山札の一番下に置かれます。
《∞龍 ゲンムエンペラー》の能力により、バトルゾーンの《斬隠テンサイ・ジャニット》は能力が無視されますが、使用した「ニンジャ・ストライク」の効果は無視されません。
引用元
Q.バトルゾーンに《∞龍 ゲンムエンペラー》が1体います。《カビパン男》をバトルゾーンに出しました。この場合、他のクリーチャーのパワーは全て-1000されますか?
A.常在型能力に適用順番はなく、基本的に同時に解決されます。
この場合は「無視する」効果が優先され、クリーチャーのパワーはマイナスされません。
引用元
Q.バトルゾーンに相手の《∞龍 ゲンムエンペラー》が1体います。この状況で、自分の水のクリーチャーを2体タップし、《シンクロ・スパイラル》を唱えることはできますか?
A.はい、タップして唱えることができます。ただし効果は無視されていますので何も起こりません。
引用元
Q.相手が《ジャミング・チャフ》を唱えました。次のターンに自分が《∞龍 ゲンムエンペラー》を召喚した場合、「コスト5以下の呪文の効果を無視する。」の能力で、自分は呪文を唱えられるようになりますか?
A.はい、《∞龍 ゲンムエンペラー》の能力は呪文が生成した継続的効果も無視するため、呪文を唱えることができるようになります。
引用元
Q.バトルゾーンに相手の《∞龍 ゲンムエンペラー》が1体いる状況で自分の《スゴ腕プロジューサー》が破壊された場合、《スゴ腕プロジューサー》の「離れた時」の能力は使えますか?
A.いいえ、使えません。カードがバトルゾーンを離れたことでトリガーする能力は、そのカード自身について移動する直前のバトルゾーンにあった状況を参照します。
バトルゾーンで《スゴ腕プロジューサー》の能力は無視されていたので、「離れた時」の能力も無視され、使えなくなります。
引用元
Q.バトルゾーンに《∞龍 ゲンムエンペラー》がいます。相手のターンのはじめに、相手は自身のシールドを1枚墓地に置き、墓地から《暗黒鎧 ザロスト》をバトルゾーンに出せますか?
A.はい、バトルゾーンに出せます。《∞龍 ゲンムエンペラー》の能力は、バトルゾーンにいるコスト5以下のクリーチャーの能力を無視します。
引用元
Q.自分の《聖武の鎖 レスラコーン》が攻撃して「アバレチェーン」が発動し、効果により自身が破壊されなくなりました。次のターンに相手が《∞龍 ゲンムエンペラー》をバトルゾーンに出した場合、《聖武の鎖 レスラコーン》の「破壊されない」効果はどうなりますか?
A.その場合でも、次の自分のターンのはじめまで《聖武の鎖 レスラコーン》は破壊されません。《∞龍 ゲンムエンペラー》はクリーチャーの能力を無視しますが、既に発動したクリーチャーの効果を無効にすることはできません。
引用元
Q.バトルゾーンに相手の《ツネキン☆ゲームス》が1体います。自分は《∞龍 ゲンムエンペラー》を召喚しましたが、この《∞龍 ゲンムエンペラー》はバトルゾーンに出すかわりにマナゾーンに置かれてしまいますか?
A.はい、《∞龍 ゲンムエンペラー》はバトルゾーンに出ずに、そのかわりにマナゾーンに置かれます。
引用元
Q.バトルゾーンに《∞龍 ゲンムエンペラー》が1体います。自分のマナゾーンに水と火の文明がある状況で《夜露死苦 キャロル》が《デーモン・ハンド》で破壊されました。この《夜露死苦 キャロル》の「墓地に置かれる時」の置換効果は解決しますか?
A.いいえ、《夜露死苦 キャロル》の置換効果は解決できず、墓地に置かれます。バトルゾーンの《夜露死苦 キャロル》は能力が無視されており、移動する直前に能力が無視されている場合はその移動に対する置換効果を適用できません。(総合ルール 200.3 609.2)
引用元
Q.バトルゾーンに相手の《奇石 ミクセル》が1体います。自分は《∞龍 ゲンムエンペラー》を召喚しました。この場合、《∞龍 ゲンムエンペラー》は《奇石 ミクセル》の効果で山札の一番下に置かれてしまいますか?
A.いいえ、《∞龍 ゲンムエンペラー》がバトルゾーンに出た時点で能力が無視されますので、能力は誘発せず山札の一番下に置かれません。
引用元
Q.バトルゾーンに自分は《∞龍 ゲンムエンペラー》がいる状況で、相手は《卍 新世壊 卍》があります。相手は《堕呪 ウキドゥ》を唱えました。《堕呪 ウキドゥ》の効果は解決されませんでしたが、《卍 新世壊 卍》の効果で《卍 新世壊 卍》下に置き、カードを1枚引けますか?
A.はい、効果を解決できませんが、唱えてはいますので《卍 新世壊 卍》の下に置き、カードを1枚引きます。
引用元